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厚みあり!形の良いカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石。/【di1339】
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形のよい肉食恐竜歯化石をご紹介します。北アフリカ大陸、モロッコ産のカルカロドントサウルスの歯化石です。
モロッコで白亜紀肉食恐竜の歯化石といえば、カルカロドントサウルスとスピノサウルスが代表的ですね。歯に注目すると、両者は全く異なるフォルムをしています。スピノサウルス歯が獲物を突き刺すのに適している円錐形の形をしているのに対し(魚食性)、カルカロドントサウルスの歯は幅広で平べったく、三角形に近い形をしています。
手の平との比較。
本標本は典型的なフォルムをしており、カルカロドントサウルス歯を初めて手にされる方にもおすすめ。いかにも頑丈そうな幅広標本です。加えて、こちらは厚みが結構あるタイプとなります。
ルート部の断面。厚みがあります。
インナーカーブには、一部セレーションが残っています。
ロングカーブ計測4.2センチ。
典型的なカルカロドントサウルスの歯化石。白亜紀北アフリカの大地を疾走したであろう、肉食恐竜の良質歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1339 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 厚みあり!形の良いカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石。 |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測4.2cm 周長5cm |
商品解説 | 厚みあり!形の良いカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石。 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。