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1億年前の北アフリカに棲息していた大地の王者、肉食恐竜、カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石/【di1325】
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こちらはおよそ1億年前の北アフリカに棲息していた恐竜、カルカロドントサウルスの歯化石です。
カルカロドントサウルスは食物連鎖の頂点に君臨していた巨大な肉食恐竜でした。あのティラノサウルス・レックスに匹敵するほど巨大な頭部をしていたことから、「アフリカのTレックス」の異名が付けられました。
長い方の辺に沿って57ミリ。
カルカロドントサウルスの歯化石はナイフのような形状をしています。獲物の肉を「切る」ために進化した鋭いフォルムが特徴的です。
幅広く、厚みがあるタイプの歯化石。
歯の稜線にはセレーションと呼ばれる、ギザギザの部分が保存されています。
断面から撮影。カルカロドントサウルスの歯化石は比較的薄め。断面の左右に鋭い稜線を持っています。
先端にはセレーションが残存しています。
100円玉との比較。1億年前に北アフリカに棲息した大地の王者、カルカロドントサウルスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1325 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 1億年前の北アフリカに棲息していた大地の王者、肉食恐竜、カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石 |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測5.7cm 周長6.9m |
商品解説 | 1億年前の北アフリカに棲息していた大地の王者、肉食恐竜、カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。