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いかにも典型的、ステーキナイフのようない、ビッグサイズのカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石/【di1294】
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こちらは長い方の辺にそって、およそ78ミリの大きな歯化石。白亜紀の北アフリカの王者、カルカロドントサウルスの歯化石です。
アフリカン・ティラノサウルスの異名を持つカルカロドントサウルスは史上最大級の肉食恐竜の一つとして知られています。頭部の長さでは、あのティラノサウルス・レックスと同等で、極めて巨大な恐竜です。
こちらの歯化石はご覧のようにエナメル質が保存され、セレーション(ぎざぎざの部分)も残されています。
カルカロドントサウルスの歯の特徴は、比較的扁平で、ナイフのようなフォルムをしている点です。
刃先は本当にナイフのようですね。
エナメル質には堆積時にできた収縮(シワ)の構造が保存されています。
カルカロドントサウルスの歯化石は根本が扁平です。周長74ミリという、非常に大きな歯化石です。
ご覧のようにセレーションが残されています。
100円玉との比較。幅広、扁平で鋭い刃先が保存された、典型的なカルカロドントサウルスの歯化石です。100円玉との比較しても、その大きさがおわかりいただけることでしょう。
両面ともに、上質の保存状態が維持されています。
商品スペック
商品ID | di1294 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | いかにも典型的、ステーキナイフのようない、ビッグサイズのカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測7.8cm 周長7.4cm |
商品解説 | いかにも典型的、ステーキナイフのようない、ビッグサイズのカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。