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このフォルムで76ミリもある!?太すぎて感覚が狂う。ルート部の周長10センチ!巨大なスピノサウルス(Spinosaurus aegyptiacus)の歯化石/【di1292】
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こちらは極めて太い、スピノサウルスの歯化石です。一体どのくらい太いと思いますか?一見すると「太いけれど、短そうだ」と思いませんでしたか?写真だけ見るとそう見えますよね。しかし、実際には違います。なんと、長い方の辺にそって76ミリというかなり長い歯化石でもあるのです。周長(根本周り)を計測すると、驚愕の100ミリもあります。つまり、ボリュームが凄まじい歯化石なのであります。
こちらは先端部。美しいエナメル質のパターンが保存されています。エナメル質とは歯を覆う薄く硬い層のことで、その下の象牙質を保護しています。エナメル質は化石になる段階で、表面にある関係で失われやすい部分でもあります。こちらの歯化石のように、本来エナメル質に備わっていた光沢がそのまま保存されるケースは決して多くはありません。
こちらは歯根です。文字通り歯の根本の部分で、歯茎の肉に中に収まっていました。歯槽骨(しそうこつ)に接していた部分です。強大な咬合力(こうごうりょく、噛む力)を持つ生物の歯にはたいてい太い歯根が付いています。
このフォルムで長さ76ミリもあるのです。いかに分厚く大きい歯化石がお分かりいただけるはずです。
この歯をもってすれば、どんな硬い生物の組織でも、力任せに噛み潰してしまえそうですね。獲物の肉や骨をごりごりと噛み潰す音が聞こえてくるようです。
スピノサウルスの歯化石といっても、個体の成長度や生える部位によってさまざまです。まれに、このような信じられないほど太い歯化石が発見されます。
根本はほぼ真円。周長10センチに達する、極太のルート部。
このナチュラルなエナメル質のシワも見どころの一つ。
100円玉との比較。この太さ、この大きさ。まさに白亜紀の北アフリカの主にふさわしい歯化石と言えるでしょう。
100円玉。非常に美しい歯化石でもあります。
商品スペック
商品ID | di1292 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | このフォルムで76ミリもある!?太すぎて感覚が狂う。ルート部の周長10センチ!巨大なスピノサウルス(Spinosaurus aegyptiacus)の歯化石 |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測7.6cm 周長10cm |
商品解説 | このフォルムで76ミリもある!?太すぎて感覚が狂う。ルート部の周長10センチ!巨大なスピノサウルス(Spinosaurus aegyptiacus)の歯化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org