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白亜紀の北アフリカの雄、鋭い歯先と厚みを兼ね備えた立派なカルカロドントサウルスの化石/【di1250】
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こちらは白亜紀の北アフリカでスピノサウルスとともに食物連鎖の頂点に君臨していた、カルカロドントサウルスの歯化石です。両者は同時代、同地域に棲息していましたが、餌場を分け合っていて、直接、対決することはめったになかったと考えられています。現世のライオンとトラがサバンナとジャングルで棲み分けているのと同じような状況だったのでしょうか。
カルカロドントサウルスは北米のティラノサウルス・レックス、北アフリカのスピノサウルス、南米のギガノトサウルスらに並び、史上最大級の体躯を誇る動物食恐竜として知られています。成体になれば体長は13メートルを超えたとされています。カルカロドントサウルスの歯化石はステーキナイフに例えられるように、非常に鋭い稜線を持ち、獲物の肉を切り裂くのに適していました。
こちらの歯化石はそのカルカロドントサウルスの歯化石の一般的な特徴とはやや離れていて、かなり厚みがあります。ステーキナイフというより鈍器といった印象。
迫力のある色。
ロングカーブ計測で52ミリとかなりのサイズがあります。
根本は大きく膨らみ、ミドルセクションの厚みはかなりのもの。
根本から撮影。カルカロドントサウルスの一般的な歯化石よりも一回り厚い感じ。恐竜の歯化石は生える場所によって形が変わります。いわゆるポイントツゥース(犬歯)に近い部分の歯化石なのかもしれません。
100円玉との比較。正面から見ても厚みを感じさせる立派な歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1250 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 白亜紀の北アフリカの雄、鋭い歯先と厚みを兼ね備えた立派なカルカロドントサウルスの化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測5.2cm |
商品解説 | 白亜紀の北アフリカの雄、鋭い歯先と厚みを兼ね備えた立派なカルカロドントサウルスの化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。