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誰もが憧れるスーパーコレクション、この美しいフォルムをご覧頂きたい!トリケラトプスの角(ブロウホーン)化石(Triceratops)。専用架台付き。/【di1173】
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こちらは化石コレクター垂涎の品、トリケラトプスの角の化石です。売却品について、常に多数の問い合わせを頂いているトリケラトプスの角の化石。「入荷したら優先して連絡がほしい」という要望を多数いただいていますが、誠に申し訳ありませんが、大変人気の高い品ですし、今回の標本はとりわけ良形でナチュラルな逸品のため、一斉に一般公開をさせていただきました。
まず、じっくりご覧いただきたいのが、このフォルム。ご存知のようにトリケラトプスの角の化石は希少で、ボンボンでてくるものではありません。トリケラトプスという生物自体は白亜紀マーストリヒト期においては、比較的頭数が多かったと思われるものの、一体に付き3本しかない希少なホーン。めったに入手できるものではありません。専用スタンドに据えた姿は威風堂々。他のコレクションを一蹴する圧倒的な存在感があります。
こちらの化石は昨年、米国モンタナ州パウダリバーの私有牧場の土中から発見されたものです。土中から発見されたため、風雨にさらされておらず、風化も最小限にとどまっており、極めて良好な保存状態で採集されました。特徴の縦溝の味わいは最高と言っても良い状態。
牧場主からプリッパーに渡った時点ではほぼ完全にナチュラルな状態でした。その状態のままでは3600グラムに及ぶヘビー級の化石は安定しません。そもそも小さい化石とこのようなある程度サイズのある化石では採集後の扱いが変わってきます。化石自体の重さに負けないように、最低限の強化を行う必要がでてきます。一昔前であれば、発見場所で石膏ジャケットに固めてしまったかもしれませんが、今回は、プリッパーの手に渡った時点で、浸透性の硬化剤を染み込ませ、状態を安定させました。この手の大きな化石ではスタンダードな方法でしょう。そのまま完全ナチュラルな状態で放っておけば、重量があり、かつ空隙の多い化石は不安定になります。
根本には2箇所のクラックフィルがあります。クラックフィルとは文字通り、クラック(穴)をフィル(埋める)する行為。プリッピングの一つです。写真右に角の内側に色の異なる部分があります。
アップしてみました。あのグレイの部分がクラックフィルの箇所です。クラックフィルの部分はホーンのオリジナルの素材ではありません。採集時には空洞だった部分です。これを放置すると、他の部分が崩れてしまうため、穴埋めを行います。あえて色の異なる素材を使うことで、クラックフィルだと分かるようにしたプリッパーの意志が感じられますね。それほど全体のナチュラル度が高いという裏返しとも捉えられます。
また、この化石の表面がやや光沢を帯び、暗くなっている部分があるのがお分かりでしょうか。これが浸透性の硬化剤を塗布した部分です。ほぼ全体に塗布されています。この処置によって化石全体が硬化し安定します。大型の化石では、非常にスタンダードなやり方です。これまで大型の化石を多数取り扱ってきましたが、少なくとも弊社で扱った標本については、このような処理が一般的に行われています。以前、同じく北米産の標本で石膏ジャケットで覆われた化石を取り扱ったことがありましたが、最近ではこういった標本の方法が圧倒的に多いように感じられます。石膏ジャケットを形成する意味は他にあるのかもしれませんが・・・・。
この写真を御覧ください。トップチップ付近でやや色がライトに変わっています。これが浸透性硬化剤が塗布されていない箇所です。浸透性の硬化剤は化石だけに使われるものではありません。傷んだレンガ壁の強度を高める(復活させる)ために使われることがあり、石との相性に優れています。
さて、このような素晴らしい標本を前に、保存、強化方法に多くの説明を行ったのは、大型標本について理解を深めていただきたかったからです。トリケラトプスの角の化石はもちろん、一定程度のサイズ、重量を有する標本を国際的に輸送したり、展示を安定させるためには、必須の処理だということを理解していただきたいという狙いがありました。とにかく一切の手を加えないことを最優先する考えもありますが、破損があるたびに、ご自身の手で直すことが前提になってしまい、コレクションを楽しむ上で現実的とは思えないからです。個人的にはそれも楽しい作業ではありますが・・・。
このホーンの素晴らしい点はいくつもありますが、表面のテクスチュアがほぼ完全な状態で残されていることです。皺や溝などほとんどすべての隆起がそのまま保存されています。
そして、ほとんど圧縮を受けていません。限りなく元の形に近いことが分かります。
スタンドに置くと、立てて飾ることができます。柔らかい素材の上に寝かせるのも悪くありませんが、立てて展示すると、裏側も見れるのです。この標本はどの面から見ても、遜色ない本当に素晴らしい状態を示していますから、ぐるっと一周ご覧頂きたいですね。その意味で、スタンドは良い仕事をしています。
実に良いテクスチュアです。
この化石は完全無欠だと言いたいところですが、唯一欠点をあげつらうとすれば、サイズでしょう。カーブ計測で35センチ。トリケラトプスの角化石としてはやや小ぶりではあります。小ぶりではありますが、それを補ってあまりあるフォルム、保存状態。まさに白眉。すでにトリケラトプスの角を所有しているコレクターが、もう1本欲しくなる、そんな逸品であります。
通常は100円玉との比較を行いますが、この標本には無用でしょう。コレクションの最終地点の一つと言っても過言ではない、トリケラトプスの角(目の上のどちらか)の化石です。惚れ惚れするフォルムをお楽しみください。
商品スペック
商品ID | di1173 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 誰もが憧れるスーパーコレクション、この美しいフォルムをご覧頂きたい!トリケラトプスの角(ブロウホーン)化石(Triceratops)。専用架台付き。 |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | カーブに沿って35cm 厚11.9cm 3610g |
商品解説 | 誰もが憧れるスーパーコレクション、この美しいフォルムをご覧頂きたい!トリケラトプスの角(ブロウホーン)化石(Triceratops)。専用架台付き。 |
トリケラトプスとは?
名前の由来
「3本の角を持つ顔」という意味。3本の角は鼻先の短い一本と、目の上の大きな2本を指す
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
サイズ
体長約9m、体重約5から8トン。成体はアフリカ象の2倍程度です。四肢で歩く
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
今や恐竜の定義として重要なポジション
皆さん「恐竜の定義」をお答え下さい・・・。と言われてすぐに答えることができますでしょうか。現在の学術的な恐竜の定義は、「鳥とトリケラトプスの直近の共通祖先と、すべての子孫」となっています。詳しくはコチラ。
生態
角竜は、恐竜の中でも最後に進化したグループでほとんどが北米。トリケラトプスは、恐竜絶滅前の白亜紀後期(6700-6500万年前)に生きていました。カナダで大量の化石が見つかったこと(おそらく急流の川を渡ろうとして全員溺れ死んだ)で群れをなしていたとされています。
ティラノサウルスからびくびく逃げ惑っていたのか!?
ティラノサウルスなどの巨大肉食獣が現れたら草食恐竜は逃げ惑うばかりですが、トリケラトプスはその巨大な角・強靭な足腰・大きなエリカザリで勇敢に立ち向かっていたのかもしれません。我が子が狙われたときなどは命をかけて獰猛な突進攻撃をしかけ、見事にティラノサウルスの下腹を串刺しにしていたかもしれません。
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
クチバシ
トリケラトプスの口ばしは堅い植物を毎日食べるため磨り減っていきますが、爪のように成長を続けます。
歯
上下のアゴにびっしり一列に生えています。肉食ほどの鋭さはありませんが、肉よりもはるかに堅い中生代の植物をバリバリ食べるために、異常に堅くて太いです。上下の歯ではさみのようにすり切ってむさぼっていました。
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
以下は現代のトリケラトプス!?です
まずはジャクソンカメレオン。トリケラにあこがれて進化したのか、3本の角の位置がそっくりです。
続いてサイ
トリケラトプスも雄同士で縄張りや雌の争いが激しかったようで、エリカザリに角が突き刺さったあとがある化石も見つかっています。