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カーブ計測で88ミリ。史上最大級の肉食恐竜、スピノサウルス(Spinosaurus)の大きな歯化石/【di1160】
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こちらはカーブ計測で88ミリに達する、大きなスピノサウルスの歯化石です。
歯冠の大部分がエナメル質に覆われています。
写真下のカーブに沿って計測して88ミリ。立派な歯化石です。
スピノサウルスは映画ジュラシックパーク3(2001アメリカ)でティラノサウルス・レックスを伸して以来、大変な人気を博し、恐竜ファンなら知らない人はいない存在と言って良いでしょう。
その人気の反面、まだ謎の多い恐竜でもあります。1915年にドイツの古生物学者エルンスト・シュトローマーによって発見された状態の良い化石が第二次世界大戦の空襲に巻き込まれて滅失してしまいました。2000年代に入って全身骨格を含む良質の個体が発見され、再び、研究の熱が高まっています。
スピノサウルスの歯化石に特有の縦溝。獲物を抜きやすくするための仕組みではないかと考えられます(抜けづらいと折れてしまう恐れがあるため)。
100円玉との比較。カーブ計測で88ミリという立派な歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1160 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | カーブ計測で88ミリ。史上最大級の肉食恐竜、スピノサウルス(Spinosaurus)の大きな歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測8.8cm |
商品解説 | カーブ計測で88ミリ。史上最大級の肉食恐竜、スピノサウルス(Spinosaurus)の大きな歯化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org