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周長80ミリ超えの太くて重いスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus)。縦溝深い!/【di1149】
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スピノサウルスの歯化石といえば、その大きさ。こちらの標本は特に太さにこだわってコレクションしたい人向けの標本です。
反対側はエナメル質が剥がれています。エナメル質とは歯茎から外に出ている部分、すなわち歯冠の上に薄くかぶさっている硬いリン酸カルシウムのこと。エナメル質の薄さがよく分かる標本とも言えます。
こちらの面はほとんど無傷のエナメル質が保存されています。
スピノサウルスの歯化石には伸長方向に溝があります。こちらの標本を見ると、その溝はエナメル質だけでなく内部にも入っていることがよく分かりますね。
カーブ計測で71ミリに対して、周長は80ミリと、とても太い歯化石です。
スピノサウルスは現世のワニと同じく主に魚食性のため、獲物の肉を切り裂く必要はありません。むしろ逃げられないようにしっかりホールドすることが重要でした。そのため比較的まっすぐで、長く太く進化したと考えられます。
保存されているエナメル質の状態は特筆すべきものがあります。
溝も深い。
根本はほぼ真円です。典型的なスピノサウルスの歯化石の断面と言えます。
100円玉との比較。相当な太さを持つ立派な歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1149 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 周長80ミリ超えの太くて重いスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus)。縦溝深い! |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測7.1cm 周長8cm |
商品解説 | 周長80ミリ超えの太くて重いスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus)。縦溝深い! |
この商品を購入されたお客様のお声
随分前に買ったのですが、子どもの誕生日が今月でやっとプレゼントで渡しました。恐竜好きの息子は一目見てスピノサウルスの歯の化石と分かり興奮していました。楽しい誕生日を送れました。ありがとうございました。
東京都/男性
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org