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長さと太さ(周長のサイズ)が同じ。非常に太いスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/【di1147】
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こちらは白亜紀の北アフリカに棲息していた大型の獣脚類恐竜、スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石です。
エナメル質が保存されていて光沢を備えています。エナメル質はもとはリン酸カルシウムで、かなりの強度がありますが、堆積時に剥がれてしまうことが少なくありません。化石として保存されている点は注目に値します。
白っぽくなっている部分が歯根との境界です。歯根とは本来歯茎のなかに埋まっていた部分。歯を支える部位です。
スピノサウルスの歯化石に特徴的な縦線。この縦線は保存状態が良い多くのスピノサウルスの歯化石で見られる特徴ですが、溝の深さや量は、歯の部位によって異なるようです。
かなり太い歯化石で、長さと根本の周長がほぼ同じサイズ。スピノサウルスの歯の厚みも、部位によってばらつきがあるようです。人間でも前歯、犬歯、奥歯で長さ、厚み、形が異なりますね。恐竜でも同様です。
非常に太い歯化石です。
鋭い長い歯化石をすでに所有している人は比較用にいかがでしょうか。同じスピノサウルスの歯化石でも大きな違いがあります。
ほぼ真円です。
100円玉との比較。長さと太さ(周長のサイズ)が同じ。非常に太いスピノサウルスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1147 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 長さと太さ(周長のサイズ)が同じ。非常に太いスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測8cm 周長8.2cm |
商品解説 | 長さと太さ(周長のサイズ)が同じ。非常に太いスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org