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部分的にパーフェクトな保存状態を示す、白亜紀の北アフリカの雄、カルカロドントサウルスの歯化石/【di1120】
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このセレーションを御覧ください!そして歯の表面を覆うエナメル質のパターンも。こちらは白亜紀の北アフリカを代表する巨大な肉食恐竜、カルカロドントサウルスの歯化石です。
こちらの歯化石を楽しむならルーペをご用意ください。およそ1億年前の恐竜の歯化石の細かいディティールをその目でじっくり観察することができます。
ロングカーブ計測で4センチ余り。カルカロドントサウルスの歯化石としては決して大きくはない標本ですが、所々、驚くべき保存状態を示しています。
まず、写真右上付近の美しいエナメル質を御覧ください。失われやすいパターンが完璧な状態で保存されています。
こちらのサイドのトップ付近がこの標本の最大の魅力でしょう。完璧と言って良い、ステーキナイフのような美しいセレーション。獲物に肉を切り裂くために進化したことがよくわかります。
なんと美しいエナメル質でしょう。
肉眼でも十分にパターンを楽しめますが、ルーペを通して見ると、また違う世界が広がっています。
かなり扁平な歯化石です。ナイフに例えられるカルカロドントサウルスの歯化石としては典型的とも言えるフォルムです。
100円玉との比較。こちらの面も十分に美しいのですが・・・・
反対側の面の美しさは格別です。パーフェクトと言って良いでしょう。
商品スペック
商品ID | di1120 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 部分的にパーフェクトな保存状態を示す、白亜紀の北アフリカの雄、カルカロドントサウルスの歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測4.2cm |
商品解説 | 部分的にパーフェクトな保存状態を示す、白亜紀の北アフリカの雄、カルカロドントサウルスの歯化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。