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白亜紀の北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していたカルカロドントサウルスの歯化石/【di1118】
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こちらは史上最大の肉食恐竜の一つ、カルカロドントサウルスの歯化石です。
およそ1億年前の恐竜の歯化石とは思えないほどの保存状態。良質のセレーションが保存されています。
網目状に残されたエナメル質のパターン。
肉眼で見るとこのような感じ。
カルカロドントサウルスの歯化石は扁平なことで知られています。獲物の肉を切り裂くために進化したと考えられます。
現在の北アフリカの棲息していたカルカロドントサウルス。同じ時代に、スピノサウルスも棲息していました。両者は狙う獲物が異なっていて、相見える機会は少なかったと考えられています。
楕円形。これがカルカロドントサウルスの歯化石の一般的な断面です。
100円玉との比較。カーブ計測で37ミリ。
裏面も同程度の保存状態。上質です。
商品スペック
商品ID | di1118 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 白亜紀の北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していたカルカロドントサウルスの歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測3.7cm |
商品解説 | 白亜紀の北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していたカルカロドントサウルスの歯化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。