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恐竜好きならば熱く語らざるを得ない、エナメル質、セレーションともに抜群!白亜紀の北アフリカの雄、カルカロドントサウルスの歯化石/【di1109】
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ぜひとも熱く語りあげたい、この歯化石の保存状態。こちらは白亜紀のアフリカを代表する、史上最大級の動物食恐竜の一つ、カルカロドントサウルスの歯化石です。
まず、このぷっくりと膨らんだ見事なフォルム。そこに浮かび上がる見事な光沢。エナメル質の保存状態の良さを如実に表す一枚です。
そして、そして、ご覧頂きたいのが、このセレーション。カルカロドントサウルスの歯化石のオーナーの方ならば、この価値をお分かりいただけることでしょう。なかなか、ここまでセレーションが保存された標本は少ないですね。
しかも、根本から先端まで残されています。セレーションが失われやすいアウター側にもかかわらず、この保存状態です。
そして、インナー側のセレーションも見事に残されています。
カルカロドントサウルスの歯化石といえば、ナイフに例えられる、薄さが特徴ですが、この歯化石はぷっくりと膨らんでいます。恐竜の歯化石は生える箇所によって歯の形が異なります。おそらくは、いわゆるポイントツゥースと呼ばれる、かんだときに最も圧力がかかる位置にあったものではないかと推察いたします。それにしても太い歯化石です。
太いがゆえに光沢の出方も、典型的な歯化石とは明らかに異なります。丸みを帯びています。
こちらも同様。極めて良好と断言せざるを得ない、素晴らしいセレーションとエナメル質。
どの角度から撮影しても絵になります。
厚みと丸みがあるため、迫力があります。
エナメル質のパターンも観察できます。
先端には摩耗のあとが。ティラノサウルス・レックスの大きな歯化石によく見られるこの摩耗の痕。この歯化石のおかげでカルカロドントサウルスの歯化石でも確認できることが分かりました。一説によれば、顎の開閉の繰り返しにより、歯の先端部が摩耗してできる痕だとか・・・。ロマンを感じざるを得ない。
セレーションをアップで撮影。一粒一粒、しっかり保存されています。セレーションを遠目から見ると、「ギザギザ」に見えますが、近づいてみると、丸みを帯びた粒なのです。
そして、何度も繰り返して強調しておきたい、このナチュラルなエナメル質のパターン!
インナー、アウター、両サイドにセレーションが残されています。
100円玉との比較。いかがだったでしょうか。恐竜好きならば熱く語らざるを得ない、そんなロマンあふれる歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1109 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 恐竜好きならば熱く語らざるを得ない、エナメル質、セレーションともに抜群!白亜紀の北アフリカの雄、カルカロドントサウルスの歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測7.1cm 周長7.1cm |
商品解説 | 恐竜好きならば熱く語らざるを得ない、エナメル質、セレーションともに抜群!白亜紀の北アフリカの雄、カルカロドントサウルスの歯化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。