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三角州を疾走していた?小型の獣脚類恐竜、デルタドロメウス(Deltadromeus sp.)の歯化石、専用ケース付き。/【di1106】
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こちらは白亜紀のアフリカに棲息していた恐竜、デルタドロメウス(Deltadromeus)の歯化石です。
表面のエナメル質のパターンが残されています。ナチュラル。
セレーション(歯の稜線にあるギザギザの部分)も残されています。
エナメル質が剥がれている部分。ナチュラルであることがよく分かります。
デルタドロメウスは謎多き恐竜の一つです。今から9500万年前(中生代白亜紀中期、セノマニアン)にアフリカ北部に棲息していた、動物食恐竜です。
この鋭いセレーションが動物食であることを表しています。
デルタドロメウスが棲息していた地域には、同時期、史上最大の動物食恐竜とされるスピノサウルスやカルカロドントサウルスが棲息していました。デルタドロメウスが狙う獲物は彼らの獲物とは異なっていたため、両者は争うことはなかったと考えられています。
エナメル質の保存状態は大変良好です。自然なパターンを観察することができます。
デルタドロメウスの名前には「三角州を疾走するもの」という意味があります。これまで発見されている化石の研究から、デルタドロメウスは比較的小型かつ軽量で、かなり足の速い恐竜だったことが分かっています。この地域には海辺と陸地がいりじまった、いわゆる汽水域だったと考えられています。名前の”三角州”はそこから着想されたものでしょう。
決して大きな歯化石ではありませんが、部分的に優れた保存状態を示す箇所がいくつもあります。ぜひルーペで御覧ください。
100円玉との比較。あまり数の出ない歯化石の一つです。およそ9500万年前の北アフリカの三角州を疾走していた?デルタドロメウスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1106 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 三角州を疾走していた?小型の獣脚類恐竜、デルタドロメウス(Deltadromeus sp.)の歯化石、専用ケース付き。 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測1.5cm |
商品解説 | 三角州を疾走していた?小型の獣脚類恐竜、デルタドロメウス(Deltadromeus sp.)の歯化石、専用ケース付き。 |
この商品を購入されたお客様のお声
素敵な化石を、有難うございました。デルタドロメウスは前から欲しかったのですが、1回見逃してしまい…もうこの化石とは出会えないだろうな~と思っている時に化石セブンを覗いてみると…なんと!!デルタドロメウスの歯の化石があるでは無いですか!!という事で今回購入させて頂きました。歯自体は小さいながらも保存状態が大変良く、スピノサウルスの歯と共に飾っております。ありがとうございました。
千葉県/女性
デルタドロメウスとは?
大型肉食なのに俊足!アウリカ大陸を駆け抜けたハンターの天才
足の速い大型肉食恐竜!?
白亜紀後期の北西アフリカに生息していたコエルロサウルス類の大型肉食恐竜。全長は8m程度で、大きさの割には細身で軽量、さらに手も長かった。その容姿から足が速かったと思われる。それにちなみ「三角州の疾走者」という名がつきました。
カルカロドントサウルスのわきを猛スピードで走り去るデルタドロメウス
画像「デルタドロメウス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
川辺でダッシュ!?
かつて川だった場所からたくさんの足跡化石が発見されているため川辺を拠点に生息していたと考えられています。
ともすると、エサとなる草食恐竜よりも足が早かったため、エサの確保は超簡単!!
しかも食事中に強敵カルカロドントサウルスが襲ってきても、早めに察知、俊足を活かしてスタコラサッサと逃げていた!ある意味最強のハンター。
画像「デルタドロメウス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ステーキナイフのような歯
セレーションが発達していて薄い歯なので、ティラノサウルスのような骨を砕く食事ではなく、カルカロドントサウルスのように肉を削ぎとって食事をしていたようです。
画像「デルタドロメウス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org