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化石セブン史上最大の標本。驚愕、カーブ計測で176ミリに達するカルカロドントサウルスの歯化石。/【di1101】
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化石セブン史上最大のカルカロドントサウルスの歯化石の登場です!10年の間、様々なカルカロドントサウルスの歯化石をご紹介してまいりましたが、その中で最も大きな歯化石がこちらです。
歯の下側のカーブに沿って176ミリ、という驚愕のサイズ。一般に100ミリを超える歯を巨大歯と表現していますが、そのクラスの歯とは比較にならないサイズです。また、数字だけでは実物の大きさを表現できません。ずっしり手のひらに伝わってくる重みは、とても1本の歯化石とは思えないほど。
カルカロドントサウルスは史上最大級の動物食恐竜として知られています。その体躯はあのティラノサウルス・レックスと同等かそれを凌ぐとされています。何よりこの歯化石がその証拠と言えるでしょう。
その巨体ゆえに、ティーレックスと度々比較されるカルカロドントサウルスですが、歯の形は大きく異なっています。歯の部位にもよりますが、野太いフォルムのレックスに対して、カルカロドントサウルスの歯化石はステーキナイフのような形をしていると言われます。これは獲物の肉を切り裂くために進化したためで、彼らがスカベンジャー(歯肉を漁る)ではなく、生きた獲物を襲っていた証拠と考える人もいます。
セレーションは摩耗しています。表面のクラックを埋めるマイナーな処理は行われていると思われますが、アセトンおよび紫外線ライトのチェックではほとんどの箇所が陰性を示しています。
歯根から先端まで非常に滑らかな湾曲を描いています。この歯化石の最大の魅力の一つです。
巨大なだけでなく、大変美しい歯化石でもあります。
エナメル質のパターンを観察できる箇所あり。
表面はコーティングされ、クラックから破損しないよう処理されています。
カルカロドントサウルスの歯化石はステーキナイフに例えられますが、この歯化石に限っては間違いなくステーキナイフより大きく重たいでしょう。
小型のバナナくらいのサイズがあります。
100円玉との比較。百聞は一見にしかず。説明不要のサイズです。
いかがでしょうか。化石セブン史上最大のカルカロドントサウルスの歯化石です。この歯を上回る標本は今後出てくるのでしょうか・・・。もう一枚ご覧いただきましょう。
右はおよそ6センチのスピノサウルスの歯化石です。6センチの歯化石というと決して小さくはありませんが、相手が悪かった。6センチというと単純な長さでは三分の一程度ですが、面積や体積の比較ではその何倍もの違いがあることがお分かりでしょうか。実物を目で見たときの違いはこの写真の比ではありません。
商品スペック
商品ID | di1101 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 化石セブン史上最大の標本。驚愕、カーブ計測で176ミリに達するカルカロドントサウルスの歯化石。 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測17.6cm 周長11.7cm |
商品解説 | 化石セブン史上最大の標本。驚愕、カーブ計測で176ミリに達するカルカロドントサウルスの歯化石。 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。