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上質なエナメル質にご注目ください。スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/【di1100】
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こちらは「棘(とげ)トカゲ」こと、スピノサウルスの歯化石です。
エナメル質の保存状態にご注目いただきたい品で、スピノサウルスの歯化石としては珍しく表面のパターンが鮮明に残されています。
スピノサウルスの歯化石はまっすぐに伸びています。水陸両生で主に魚を捕食して生活していたとされるスピノサウルス。魚を突き刺すことに特化したこの歯の形をしています。
およそ5センチほど。
ちなみに、スピノサウルスは英語でSpinosaurusと書きます。背骨や棘を意味するspineとトカゲを意味するsaurusが語源となっています。spineは英語ではスパインと発音します。実はスピノサウルスというのは発音の観点からは間違っていて、本来はスパイノサウルスというべきなのでしょう。ただ、英語をローマ字読みして本来の発音と乖離するケースはよくあることですし、スピノサウルスと表記するのが常識となっていますので、今後もスピノサウルスと書いていきます。
先端迄保存されています。欠けているケースも少なくありません。
スピノサウルスは成長すると史上最大級の動物食恐竜であったとされています。その体躯は体長15ートル以上、体重はなんと20トンとする説まであります。20トンの場合は水中生活をしていたことが前提になるようですが・・・。いずれにせよ、あのティラノサウルス・レックスに匹敵する巨大恐竜であったことは間違いないでしょう。
ご覧のようにエナメル質の保存状態は特筆すべきものがあります。
100円玉との比較。
サイズは並みですが保存状態は上等です。ぜひファーストコレクションにいかがでしょうか。
商品スペック
商品ID | di1100 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 上質なエナメル質にご注目ください。スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測5.2cm |
商品解説 | 上質なエナメル質にご注目ください。スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org