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大人気恐竜スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/【di1092】
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こちらは大人気恐竜の一つ、スピノサウルスの歯化石です。現在の北アフリカに棲息していた、最も大きい肉食恐竜の一つです。
スピノサウルスは映画の影響などで今や恐竜ファンのみならず、多くの人に知られる存在になりましたが、いまだ謎多き恐竜の一つです。
長い方の辺に沿って77ミリ。1915年にはじめてドイツの古生物学者ストロメールによって記載が行われましたが、戦争などで良質標本が滅失したことから、未だに、その全貌が完全に明らかになったとは言い難い存在です。
しかしながら、はっきりしていることもいくつかあります。すべての知られている肉食恐竜のなかで、あのティラノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルスと比較して、同程度かそれ以上の体躯を有していました。体長は最大でなんと18メートルにもなる、という説もあります。体重に至っては20トン。あくまで推定です。
一方で、頭骨は現世のワニのように細長く、歯はご覧のように長く先端が尖っていました。このことから、スピノサウルスは現世のワニのように魚食を主とし、ときに水辺に現れる恐竜を襲ったと考えられています。
スピノサウルスの歯化石は現世のワニの歯をより長く太くしたような形をしています。また最近では、水陸両生であったと考えられるようになっています。その点でもワニと似た特徴を持っていたと言えるかも知れませんね。
こんなにも特徴的な歯を持っていたにもかかわらず、スピノサウルス(棘のある恐竜の意)の名はそれについて触れていません。背中にあった巨大な脊椎骨からなる帆のような構造物が名前の由来になっています。この帆には血管があり、体温を調整するラジエーターのような機能があったと考えられています。
根本はほぼ真円です。
スピノサウルスの歯の特徴がよく現れた歯化石です。
100円玉との比較。大人気恐竜スピノサウルスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1092 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 大人気恐竜スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測7.7cm |
商品解説 | 大人気恐竜スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org