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キングコレクション!ペルム紀の食物連鎖の頂点に君臨していた、あのディメトロドン(Dimetrodon limbatus)の顎化石/【di1078】
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こちらは、あのディメトロドンの顎の化石です。驚きの標本です。弊社でのはじめての取扱い。同属の化石のオーナーはほとんど存在しないでしょう。
恐竜がこの世に現れるおよそ4千万年前の古生代ペルム紀に北米の食物連鎖の頂点に君臨していた生物です。図鑑などでそのユニークな姿をご覧になったことがある人も多いのではないでしょうか。ディメトロドンの化石は主に米国南西部で発見されています(一部ドイツからも発見)。こちらの標本はディメトロドンの代表的な産地の一つ、オクラホマ州産。
ディメトロドンほど興味深い生物もいません。見た目は恐竜に限りなく近いのですが、分類学上はかなりの遠縁。むしろ我々、哺乳類に近い存在でした。いわゆる初期の単弓類で竜弓類に属する恐竜や爬虫類とは相当程度離れた存在です。
一方で、歯の大きさや形が部位によって大きく異なる、いわゆる異歯性を有していた初期の生物です。われわれ人類も生える場所によって歯の機能や形がことなる異歯性を有しています。異歯性は現在の哺乳類に受け継がれていると言えます。写真の歯抜けになっている箇所には大きな犬歯が存在していたと考えられます。
ディメトロドン属は十数の種が存在します。バリエーションの多い属なのです。こちらの種はDimetrodon limbatusと同定されています。1877年にかの有名なエドワード・ドリンカー・コープによって記載された種です(その時はまだ完全に全貌が理解されていませんでした)。コープとオスニエル・チャールズ・マーシュとの間で繰り広げられた化石発見競争は、後にBones warsとして知られるようになりました。
ディメトロドンに関してはコープの独壇場といって良いでしょう。本種Limbatusのみならず、D grandis、D macrospindylus、D natalisなども記載しています。19世紀後半に記載された複数種については、20世紀に入ってから古生物学者のローマーらにより、新種として整理しなおされています。
こちらは裏面です。
そもそも恐竜時代よりはるかに古いペルム紀の単弓類の顎の化石がこれほどのディティールを以って保存されていることに驚きを隠せません。
ディメトロドンの名の意味は”2つの異なる歯”です。名前で前述の異歯性を表現しているわけです。人間がそうであるように異歯性には様々なメリットがあります。前歯で軽く咀嚼し、口の奥に食物を送り込み、奥歯で強く噛む。硬い骨や肉などは犬歯を使って噛み込む。こういった噛み方は異歯性があって初めてできることです。ディメトロドンは2億9千万年も前にこの構造をすでに持っていました。種によって異歯性の進化が異なっており、より生存競争が激しい地域ほど、発達していたという研究もあるようです。
生息地域は湿原と考えられています。化石が発見された地層の多くは湿原帯を含んでおり、そこに生きていた爬虫類や両生類、魚などを捕食していたと考えられます。当時の陸上生物としては最大級の体長(3-5メートル。種によって異なる)があり、写真のようなするどい歯と強靭な顎を持っていました。
母岩にしっかり固定されています。
生々しい保存状態。
歯1本でも希少ですが、驚きの顎付き。
歯と顎の化石の表面に残された模様は明らかに異なります。
さすがペルム紀の標本ゆえに美しいエナメル質までは確認できませんが、こうして顎の形をとどめ、オリジナルの歯が連なっていることは素直に驚きに値します。
ディメトロドンといえば、スピノサウルスのような巨大な背中の帆を連想する人も多いのではないでしょうか。スピノサウルスと同様、あの帆の役割についてもいまだ論争の最中にあります。とある実験では、あの帆があるおかげで短期間で体温を上昇させることができ、他の変温動物よりも早く狩りをすることで生存競争を有利にした、とか。あるいは性的ディスプレイの役割があったとか。いや無かったとか。なかなか想像だけで事実を明らかにするのは難しいかもしれませんが、イマジネーションとロマンだけでずっと語れそうなトピックですね。
化石の風体として素晴らしいではありませんか。母岩とのバランスも良いですし、クリーニングも見事です。顎から生える歯も美しい。
100円玉との比較。本体は10センチ強。語り尽くせないほどのロマンを備えたディメトロドンの希少な希少な歯付きの顎化石です。種まで同定された一級品です。もちろんこの標本に相応しい高級特注ケースをおつけしてお届けします。
商品スペック
商品ID | di1078 |
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年代 | 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前) |
学名 | キングコレクション!ペルム紀の食物連鎖の頂点に君臨していた、あのディメトロドン(Dimetrodon limbatus)の顎化石 |
産地 | Oklahoma, U.S.A. |
サイズ | 本体10.2cm 母岩含め全体12.5cm×5.4cm×厚3.3cm |
商品解説 | キングコレクション!ペルム紀の食物連鎖の頂点に君臨していた、あのディメトロドン(Dimetrodon limbatus)の顎化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
子供のころの憧れの化石を入手できました。子供のころはディメトロドンを恐竜と勘違いしていました(小学校のころ使用していた物差しに,ディメトロドン,ステゴサウルス,ティラノサウルスが並んでいる絵が描かれてました)。あまり化石に興味のなくディメトロドンの名前は知らなくても,復元想像図を見れば,大抵の人が見たことがあると答えるのではないでしょうか。歯の化石だけでも貴重なところ,顎骨の化石を手に入れることができ,大変嬉しく思います。ありがとうございました。
宮崎県/男性