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偉大なる脇役、アフリカの肉食恐竜デルタドロメウスの歯(Deltadromeus sp.)の化石/【di1077】
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こちらは白亜紀のアフリカに棲息していたデルタドロメウスの歯化石です。
デルタドロメウスは中型の獣脚類恐竜です。
歯の質感はカルカロドントサウルスに似ていると感じた人も多いのではないでしょうか。それもそのはず、同時期同地域で共存していたことが分かっています。
デルタドロメウスは史上最大級とされるカルカロドントサウルスやスピノサウルスほど大型ではないため、その間を縫うように小型の植物食恐竜をハンティングしていたのではないかと考えられています。
歯の形状の違いを見分けるのは比較的容易です。デルタドロメウスの歯化石はやや厚みがあり、幅広ではありません。
こちらの歯化石には稜線いずれにもセレーションが残されており、先端には生存時についたと思われる摩耗の痕が残されています。
一説によれば、繰り返される噛みあわせにより、徐々に先端が摩耗したのだそう。時代も生息地も異なるティラノサウルス科の恐竜の歯化石にも同様の摩耗の痕があることから、一部の獣脚類に共通する構造的な特徴により生み出された特徴と考えるのが妥当でしょう。
100円玉との比較。白亜紀の北アフリカで巨大獣脚類の間で躍動していた偉大なる脇焼き、デルタドロメウスの歯化石です。珍しい。
商品スペック
商品ID | di1077 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 偉大なる脇役、アフリカの肉食恐竜デルタドロメウスの歯(Deltadromeus sp.)の化石 |
産地 | Taouz, Morocco |
サイズ | 3.5cm(ロングカーブ) |
商品解説 | 偉大なる脇役、アフリカの肉食恐竜デルタドロメウスの歯(Deltadromeus sp.)の化石 |
デルタドロメウスとは?
大型肉食なのに俊足!アウリカ大陸を駆け抜けたハンターの天才
足の速い大型肉食恐竜!?
白亜紀後期の北西アフリカに生息していたコエルロサウルス類の大型肉食恐竜。全長は8m程度で、大きさの割には細身で軽量、さらに手も長かった。その容姿から足が速かったと思われる。それにちなみ「三角州の疾走者」という名がつきました。
カルカロドントサウルスのわきを猛スピードで走り去るデルタドロメウス
画像「デルタドロメウス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
川辺でダッシュ!?
かつて川だった場所からたくさんの足跡化石が発見されているため川辺を拠点に生息していたと考えられています。
ともすると、エサとなる草食恐竜よりも足が早かったため、エサの確保は超簡単!!
しかも食事中に強敵カルカロドントサウルスが襲ってきても、早めに察知、俊足を活かしてスタコラサッサと逃げていた!ある意味最強のハンター。
画像「デルタドロメウス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ステーキナイフのような歯
セレーションが発達していて薄い歯なので、ティラノサウルスのような骨を砕く食事ではなく、カルカロドントサウルスのように肉を削ぎとって食事をしていたようです。
画像「デルタドロメウス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org