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プライスレス!デンタルバッテリー構造がそのまま保存されたトリケラトプス(Triceratops)の上顎化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di1073】
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プライスレス!デンタルバッテリー構造がそのまま保存されたトリケラトプス(Triceratops)の上顎化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di1073】
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な、な、なんと、驚きの化石が登場!あの恐竜を代表する恐竜とも言えるトリケラトプスの上顎のセクションです。もちろん本物の化石です。
その大きさは最も長さのある部分を計測して、驚きの39センチ。重量にして1kg近い実に大きく重たい標本です。
赤いマーカは10センチ刻み。
そして、上顎セクションというだけあって、たくさんの歯が残されています。
さらに驚くべきことは、デンタルバッテリー構造がそのまま残されているという点。恐竜の歯は、何度も生え変わり新しくなります。新しい歯は下(写真では上)から盛り上がってきて、その時使っている歯を押し出すのです。現世の動物ではサメが同じ構造を持っています。われわれ哺乳類は永久歯に生え変わると、二度と生え変わることはありませんので、その点で、恐竜とは異なる歯の生え変わり構造を持っています。この写真をよくご覧ください。上から下の歯を押し出すように、新たなる歯が生み出されているのが分かりますね。図鑑などでその言葉を知っていても、実物の顎でそれを目の当たりにする機会は滅多にないでしょう。素晴らしいコレクションです。
上顎のセクションのため、歯が下側、それを支える骨は上側に位置しています。
トリケラトプスは、どちらかというと、下顎のほうに多くの歯が生えています。比較的歯の量が少ない上顎でありながら、多数の歯が残されている点がコレクション価値を高めています。
トリケラトプスは、歯を上下からすり合わせて植物を擦り切るように食べます。そして、先端の歯が摩耗すると、押し出されてきた新しい歯を使います。植物を噛み切るときに、必ず歯を摩耗させる必要があるため、次々と新しい歯を用意する仕組みが必要だったと考えられます。
トリケラトプスはクチバシを持つ恐竜としても知られています。歯はクチバシの奥に入り込んでいるため、普段は見えません。クチバシ等で植物を引き寄せ、口の中に押し込んだ後に、このような多数の鋭い歯で上下から擦り潰して硬い植物を破砕して食べていました。
植物食恐竜の歯の特徴は厚みがあって頑丈なことです。人間の手と比較すると、その大きさがお分かりいただけることでしょう。摩耗面は非常に鋭く、独特の湾曲が見られます。白亜紀の硬い植物を擦り切るために進化したユニークな構造です。
奥から新たなに生えてくる様子がよく分かります。
デンタルバッテリー構造が、その成長段階を含め、ここまで明瞭に残った化石は非常に珍しいです。当然、歯だけではデンタルバッテリー構造がなんたるかを解き明かすことは不可能です。こうして、顎のセクション全体が歯とともに残されているからこそ、その真の姿を拝めるというものです。
アゴだけ、歯だけ、ではなく、両方が揃った化石だからこそ味わえる、非常にコレクション価値の高い逸品です。
優に30センチを超える大きな標本です。最も長いところを計測すると、39センチもあります。
最も名の知れた恐竜の一つ、トリケラトプスの上顎のセクションがここにあります。
顎とは言え、その厚みは異様なほど。厚いところで6センチ弱もあります。
トリケラトプスは異様に頭部が大きい生物です。その巨大な頭部の一部分である顎も驚くべきサイズです。
100円玉との比較。トリケラトプスの上顎の化石です。歯のデンタルバッテリー構造がそのまま残された、貴重な、貴重な逸品です。トリケラトプスの化石コレクターはもちろん、全恐竜ファンにご覧いただきたい、プライスレスな逸品です。
商品スペック
商品ID | di1073 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | プライスレス!デンタルバッテリー構造がそのまま保存されたトリケラトプス(Triceratops)の上顎化石 |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | 39cm×30cm×厚5.7cm 915g |
商品解説 | プライスレス!デンタルバッテリー構造がそのまま保存されたトリケラトプス(Triceratops)の上顎化石 |
トリケラトプスとは?
名前の由来
「3本の角を持つ顔」という意味。3本の角は鼻先の短い一本と、目の上の大きな2本を指す
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
サイズ
体長約9m、体重約5から8トン。成体はアフリカ象の2倍程度です。四肢で歩く
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
今や恐竜の定義として重要なポジション
皆さん「恐竜の定義」をお答え下さい・・・。と言われてすぐに答えることができますでしょうか。現在の学術的な恐竜の定義は、「鳥とトリケラトプスの直近の共通祖先と、すべての子孫」となっています。詳しくはコチラ。
生態
角竜は、恐竜の中でも最後に進化したグループでほとんどが北米。トリケラトプスは、恐竜絶滅前の白亜紀後期(6700-6500万年前)に生きていました。カナダで大量の化石が見つかったこと(おそらく急流の川を渡ろうとして全員溺れ死んだ)で群れをなしていたとされています。
ティラノサウルスからびくびく逃げ惑っていたのか!?
ティラノサウルスなどの巨大肉食獣が現れたら草食恐竜は逃げ惑うばかりですが、トリケラトプスはその巨大な角・強靭な足腰・大きなエリカザリで勇敢に立ち向かっていたのかもしれません。我が子が狙われたときなどは命をかけて獰猛な突進攻撃をしかけ、見事にティラノサウルスの下腹を串刺しにしていたかもしれません。
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
クチバシ
トリケラトプスの口ばしは堅い植物を毎日食べるため磨り減っていきますが、爪のように成長を続けます。
歯
上下のアゴにびっしり一列に生えています。肉食ほどの鋭さはありませんが、肉よりもはるかに堅い中生代の植物をバリバリ食べるために、異常に堅くて太いです。上下の歯ではさみのようにすり切ってむさぼっていました。
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
以下は現代のトリケラトプス!?です
まずはジャクソンカメレオン。トリケラにあこがれて進化したのか、3本の角の位置がそっくりです。
続いてサイ
トリケラトプスも雄同士で縄張りや雌の争いが激しかったようで、エリカザリに角が突き刺さったあとがある化石も見つかっています。