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玉数の減少が予想される歯化石の一つ、カルカロドントサウルス歯化石。美しいエナメル質。/【di1067】
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今から1億年前の北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していたカルカロドントサウルスの本物の歯化石です。カルカロドントサウルスは体長13メートルに達する巨大な獣脚類恐竜。これは、あのティラノサウルス・レックスやスピノサウルスに匹敵する、史上最も大きな肉食恐竜の一つです。
カルカロドントサウルスという名前、一度は、言いよどんだことがある人も多いのでは?この名前の意味は、「カルカロドンの歯を持つ恐竜」です。カルカロドンとは皆さんもご存知の生物、ホホシロザメのこと。ホホシロザメのような歯、つまり薄くて左右にギザギザのセレーションが付いた歯に似ている、という意味で名付けられました。個人的にはそれほど似ているとは思えないのですが、皆さんはいかがでしょうか?
見た目はそれほど似ていなくても、薄くて幅広の形、という点では確かに共通点が認められます。
幅広な形。いかにも典型的なカルカロドントサウルスの歯化石です。
カルカロドントサウルスの歯化石は、先端に向かって大きくカーブを描きます。
そして、この薄さ。まるでステーキナイフのようではありませんか。
カルカロドントサウルスは、このナイフのごとき歯で、獲物の肉を切り裂き、出血死を狙うハンティングスタイルをとっていたとされています。この点でもホホシロザメとの共通点が見られます。ホホシロザメの歯は比較的抜け落ちやすく、また折れやすいそうで、その防止のため、噛み付いたらいったん獲物を離すことがあるようです。
カルカロドントサウルスは、南米の巨大恐竜ギガノトサウルスと体躯、歯の形状ともに酷似しています。分類学的にもかなり近縁と思われ、大陸移動の前には同じ祖先を持っていた可能性があります。ちなみにティラノサウルス・レックスとは類似点は見られません。分類学的にも遠く離れた存在です。
カルカロドントサウルスはなぞの多い恐竜の一つです。第二次世界大戦で状態の良い骨格が破壊されたことで、研究が立ち往生していましたが、2000代に入って、新たなる骨格の研究が進み、カルカロドントサウルスには大きな視神経を持っていた可能性が示唆されています。また、鳥類には存在しないが爬虫類には存在する内耳の構造をしており、非鳥類型の爬虫類であったことが分かってきました。
ナチュラルで質の良いエナメル質を備えた歯化石です。
100円玉との比較。徐々に玉数が減っている歯化石の一つです。ぜひこの機会にコレクションしてはいかがでしょうか。
商品スペック
商品ID | di1067 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 玉数の減少が予想される歯化石の一つ、カルカロドントサウルス歯化石。美しいエナメル質。 |
産地 | Morocco |
サイズ | 4.6cm(ロングカーブ計測) |
商品解説 | 玉数の減少が予想される歯化石の一つ、カルカロドントサウルス歯化石。美しいエナメル質。 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。