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白亜紀後期に生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di1063】
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白亜紀後期に生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di1063】
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最もよく知られている恐竜の一種、白亜紀後期に生きたトリケラトプスの歯化石をご紹介します。
トリケラトプスは長い2本の角、そして鼻の角の計3本の角をもつ巨大な草食恐竜です。骨太な骨格は大変立派で、全長は8メートルほどもありました。現在の北アメリカに生息しており、ティラノサウルスと同時期に存在していました。ティラノサウルスによって噛まれた痕をもつトリケラトプスの化石が見つかっています。
本標本はトリケラトプスの歯の化石です。巨体の持ち主の歯であるなら、いかに大きな歯か、とご想像される方もいるかもしれませんが、トリケラトプスの歯は意外に小さいのです。草食恐竜である彼らは、植物をすり潰したり切り刻んだりする機能に特化した歯を有しています。硬い植物が直接当たる歯は、がっしりと頑丈でなければならず、いわゆる肉食恐竜のナイフのような形ではありません。
アゴの中に収められた歯は実に機能的です。使用している歯の下には、新しい歯が積み重なるようにスタンバイされています。植物との摩擦によって使用している歯がすり減って使い物にならなくなると、次の歯が役割を交代するような仕組みになっていました。こういった構造をデンタルバッテリー構造と呼んでいます。人間もこういう構造があればありがたいのに・・・などど思ってしまいます。
写真で言うと下側部分が平らになっていますね。ここがすり減った箇所です。
上から撮影。新しい歯はトップ部分が尖っていますので、このように、歯が平らですり減っているということは、この歯が「使われた」歯だということを示しています。
触るとガチガチに硬いのです。非常に頑丈な草食恐竜の歯です。
トリケラトプスは最期期に生きた角竜、と言われています。約6500万年前の白亜紀後期、他の生物とともに大量絶滅の危機に見舞われ、地球上から姿を消しました。今では歯や骨、角の化石から彼らの姿を推し量るのみとなっています。
商品スペック
商品ID | di1063 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 白亜紀後期に生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石 |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | 1.1cm |
商品解説 | 白亜紀後期に生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石 |
トリケラトプスとは?
名前の由来
「3本の角を持つ顔」という意味。3本の角は鼻先の短い一本と、目の上の大きな2本を指す
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
サイズ
体長約9m、体重約5から8トン。成体はアフリカ象の2倍程度です。四肢で歩く
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
今や恐竜の定義として重要なポジション
皆さん「恐竜の定義」をお答え下さい・・・。と言われてすぐに答えることができますでしょうか。現在の学術的な恐竜の定義は、「鳥とトリケラトプスの直近の共通祖先と、すべての子孫」となっています。詳しくはコチラ。
生態
角竜は、恐竜の中でも最後に進化したグループでほとんどが北米。トリケラトプスは、恐竜絶滅前の白亜紀後期(6700-6500万年前)に生きていました。カナダで大量の化石が見つかったこと(おそらく急流の川を渡ろうとして全員溺れ死んだ)で群れをなしていたとされています。
ティラノサウルスからびくびく逃げ惑っていたのか!?
ティラノサウルスなどの巨大肉食獣が現れたら草食恐竜は逃げ惑うばかりですが、トリケラトプスはその巨大な角・強靭な足腰・大きなエリカザリで勇敢に立ち向かっていたのかもしれません。我が子が狙われたときなどは命をかけて獰猛な突進攻撃をしかけ、見事にティラノサウルスの下腹を串刺しにしていたかもしれません。
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
クチバシ
トリケラトプスの口ばしは堅い植物を毎日食べるため磨り減っていきますが、爪のように成長を続けます。
歯
上下のアゴにびっしり一列に生えています。肉食ほどの鋭さはありませんが、肉よりもはるかに堅い中生代の植物をバリバリ食べるために、異常に堅くて太いです。上下の歯ではさみのようにすり切ってむさぼっていました。
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
以下は現代のトリケラトプス!?です
まずはジャクソンカメレオン。トリケラにあこがれて進化したのか、3本の角の位置がそっくりです。
続いてサイ
トリケラトプスも雄同士で縄張りや雌の争いが激しかったようで、エリカザリに角が突き刺さったあとがある化石も見つかっています。