白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石 恐竜 販売

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白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石/【di1039】

白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di1039】

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白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石(その1)

最後の角竜で有名な、草食恐竜トリケラトプスの歯化石をご紹介します。縁の鋭い、三角形の歯の特徴がよく表れた標本です。

白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石(その2)

トリケラトプスは白亜紀末、大量絶滅の最期に繁栄した大型恐竜で、名前の由来にもあるように3本の角をもつ草食恐竜です。本標本は、トリケラトプスの口に収まっていた歯化石です。見た目が大変硬そうなのですが、触るとやはりカチカチです。

白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石(その3)

手との比較。幅1.5センチほどあります。最も進化した角竜であるトリケラトプスは、北アメリカ大陸に白亜紀末に現れた周飾頭類(しゅうしょくとうるい)で、大きいものでは体長9メートルほどもありました。現生の巨大生物としてご存知のゾウは最も大きいサイズで6メートルほどですから、トリケラトプスはそれを遥かに凌ぐ大きさです。

白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石(その4)

それほど巨大なトリケラトプスですが、アゴに収められた歯は意外に小さいことで知られています。肉食恐竜のティラノサウルスは、10センチオーバーの大きな歯もありますが(大きいものでは歯根部含めて30センチというものも見つかっています。)一方、トリケラトプスは大きいといわれる個体でせいぜい4センチくらいまで。本標本は1.5センチと決して大きな歯ではないのですが、トリケラトプス歯の特徴をよく捉えています。

白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石(その5)

こちら、根元部分が二股に分かれていることがわかります。

白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石(その6)

草食性であるトリケラトプスは、消化を良くするために、大きな頬に切り刻んだ植物を含みながら、しっかり噛んで食していました。上下に並ぶ歯は、ハサミのように擦れ合う構造になっていたのですが、何度も使った歯はやがて摩耗して使いものにならなくなります。よって、何度も歯の交換が必要になるのですが、画期的な歯の構造によって、この課題は解消されています。どういうことかと言うと、表に出ている歯の下には、順々に新しい歯が生え揃っていて、次に使用する未使用の歯がいつもスタンバイされた状態なのです。切れ味抜群の「使える」歯を常に有していたトリケラトプスは、消化しにくい植物を体内に取り込むことができたのですね。その結果、あれほどの巨体が出来上がったとすれば、歯の功績は言うまでもありません。

白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石(その7)

本品は完全とはいきませんが、ダブルルートの形状が一部伺える標本です。V字形の溝部分には、次の歯が収まっていたことが伺えることから、歯の構造を理解する上でも大変意味深い標本だといえます。

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商品スペック

商品ID di1039
年代 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
学名 白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石
産地 アメリカ・ヘルクリーク累層
サイズ 1.5cm×0.9cm
商品解説 白亜紀大量絶滅期を生きた、最期の角竜トリケラトプス(Triceratops)の歯化石ダブルルートが一部保存されています。

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

トリケラトプスとは?

名前の由来

「3本の角を持つ顔」という意味。3本の角は鼻先の短い一本と、目の上の大きな2本を指す

トリケラトプス

画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org

サイズ

体長約9m、体重約5から8トン。成体はアフリカ象の2倍程度です。四肢で歩く

トリケラトプス

画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org

今や恐竜の定義として重要なポジション

皆さん「恐竜の定義」をお答え下さい・・・。と言われてすぐに答えることができますでしょうか。現在の学術的な恐竜の定義は、「鳥とトリケラトプスの直近の共通祖先と、すべての子孫」となっています。詳しくはコチラ。

生態

角竜は、恐竜の中でも最後に進化したグループでほとんどが北米。トリケラトプスは、恐竜絶滅前の白亜紀後期(6700-6500万年前)に生きていました。カナダで大量の化石が見つかったこと(おそらく急流の川を渡ろうとして全員溺れ死んだ)で群れをなしていたとされています。

ティラノサウルスからびくびく逃げ惑っていたのか!?

ティラノサウルスなどの巨大肉食獣が現れたら草食恐竜は逃げ惑うばかりですが、トリケラトプスはその巨大な角・強靭な足腰・大きなエリカザリで勇敢に立ち向かっていたのかもしれません。我が子が狙われたときなどは命をかけて獰猛な突進攻撃をしかけ、見事にティラノサウルスの下腹を串刺しにしていたかもしれません。

トリケラトプス

画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org

クチバシ

トリケラトプスの口ばしは堅い植物を毎日食べるため磨り減っていきますが、爪のように成長を続けます。

上下のアゴにびっしり一列に生えています。肉食ほどの鋭さはありませんが、肉よりもはるかに堅い中生代の植物をバリバリ食べるために、異常に堅くて太いです。上下の歯ではさみのようにすり切ってむさぼっていました。

トリケラトプス

画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org

以下は現代のトリケラトプス!?です

まずはジャクソンカメレオン。トリケラにあこがれて進化したのか、3本の角の位置がそっくりです。

ジャクソンカメレオン

続いてサイ

トリケラトプスも雄同士で縄張りや雌の争いが激しかったようで、エリカザリに角が突き刺さったあとがある化石も見つかっています。

サイ

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