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美形標本。長くて美しい、ナチュラルなスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus)/【di1023】
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鋭い!ロングカーブ計測にて87mm。
長くて鋭い、スピノサウルスの歯化石です。スピノサウルスは史上最大の肉食恐竜として必ず先頭に名が挙がる存在です。しかも、サイズ以外にも様々な特徴がある面白い恐竜でもあります。まずその名前、スピノとは”トゲ”を意味します。背中に広がる巨大な帆はトゲのような骨によって支えられており、この構造はスピノサウルス類以外には見られません。一度見たら忘れられない姿ですね。
この歯化石はとにかく美しい。直線的に先端まで残されており、産状もナチュラル。表面はしっかりコーティングされており強度も十分です。まさにコレクティブアイテム。マーケットで安価に販売されているものとは明らかに一線を画すクオリティです。
スピノサウルスは魚食性と考えられています。突き刺すことに特化した歯を支える、丸い歯根。
美形!?スピノサウルスの歯に特徴的な縦線も残されています。
歯冠の保存状態は特筆すべきものがあります。
色がクリーム色に変化して一部透明なカルサイト化している部分が歯根。歯根とは、歯茎のなかに埋まっている部分です。
この美しい歯を持つスピノサウルスですが、化石研究者やコレクターにとって不幸な出来事があったのをご存知でしょうか。発見された最初で最高の標本は第二次世界大戦の間に連合軍の爆撃にとって破壊されてしまいました。その標本はドイツにあり、下あごと象徴である背中のトゲが保存されたものでした。
その幻の標本を発見・収集したのが、ドイツの古生物学者エルンスト・シュトローマー氏でした。氏は1910年と11年に北アフリカの岩場を体験している最中に、その化石を発見したのはとても有名な話です。この標本をドイツのミュンヘンに持ち帰り、博物館に展示したのですが、前述の爆撃によって、不幸にも破壊されてしまったのです。彼は、博物館の館長に、この標本をもっと安全な場所に移動するよう要請したようですが、間に合わなかったのです。化石の研究者、コレクターにとって、大変不幸な出来事ですね。
スピノサウルスは部分的に広い地域から採集され、パズルのピースを合わせるように徐々に全貌が明らかになっていきました。その結果、現在の復元図のように、大きな帆とワニのような頭部を持つ、これまでの獣脚類恐竜とは明らかに異なる生物であることが分かってきたのです。
ワニのような頭部の顎に生えていた鋭い歯化石。現世のワニのものとは比較にならない大きさ。エナメル質の保存状態をご覧ください。赤と肌がまだらに入り混じったテクスチュア。ナチュラルでなければこうはいきません。
100円玉との比較。ロングカーブ87mmの長さに加えて、何と言っても美しい保存状態。美形です。
商品スペック
商品ID | di1023 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 美形標本。長くて美しい、ナチュラルなスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus) |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測8.4cm |
商品解説 | 美形標本。長くて美しい、ナチュラルなスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus) |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org