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いまだ謎多き、スピノサウルス。鋭くスレンダーなタイプの歯化石。(Spinosaurus)/【di1017】
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ロングカーブ計測7.6センチ、肉食恐竜スピノサウルスの歯化石をご紹介します。
こちらは、北アフリカ大陸モロッコから発掘された、スピノサウルス歯です。スピノサウルスは、白亜紀前期に生息し繁栄した肉食恐竜で、最大17メートルにも成長したと考えられている、大変巨大な恐竜です。
本標本は筋模様がはっきり見られる、先端が尖ったスレンダータイプの歯化石です。7.6センチありますから大きさは言うことなし。初めてスピノ歯を手にされる方も、ご満足いただけるサイズだと思われます。
スピノサウルスは謎多き恐竜として知られています。この恐竜を発見した人物は、ドイツの古生物学者、エルンスト・シュトローマーです。彼は当初始新世の動物を発見すべく北アフリカ大陸を探検するのですが、かわりに白亜紀のさまざまな恐竜を発見するに至ります。その一つがスピノサウルスと名付けられた恐竜です。
エルンスト・シュトローマーによって発見されたスピノサウルスの化石は大変大きく、最高の状態だったようです。この化石は、ドイツのミュンヘンに持ち帰られることになります。ですが、時代はちょうど第二次世界大戦。エルンスト・シュトローマーは化石たちを安全な場所へ移すよう助言したにも関わらず、残念なことにそれは実現しませんでした。
スピノサウルスの化石は戦禍に巻き込まれ、他の化石たちとともに焼失してしまったのです。その後、状態のよい骨化石は少数しか発見されず、スピノサウルスの生態の解明はなかなか進むことがありませんでした。よって、未だに謎多き恐竜として認識されています。
幸い、スピノサウルスの歯の化石については比較的多く発見され、この恐竜が魚食性であることが分かっています。近年、スピノサウルスは主に水中で過ごしていたのではないか、という論説が出てきて、これは大変に話題になりましたね。
帆のような棘の背中、ワニのような頭をもつ一度みたら忘れられないフォルムのスピノサウルス恐竜。最大の肉食恐竜とよばれる歯化石を所有してみませんか。
商品スペック
商品ID | di1017 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | いまだ謎多き、スピノサウルス。鋭くスレンダーなタイプの歯化石。(Spinosaurus) |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測7.6cm |
商品解説 | いまだ謎多き、スピノサウルス。鋭くスレンダーなタイプの歯化石。(Spinosaurus) |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org