- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- トリケラトプスの化石販売
- 久々に登場!ダブルルートを有するトリケラトプス(Triceratops)の歯化石。化石なのに未使用品という面白さ。
久々に登場!ダブルルートを有するトリケラトプス(Triceratops)の歯化石。化石なのに未使用品という面白さ。/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di1003】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
久々に登場!ダブルルートを有するトリケラトプス(Triceratops)の歯化石。化石なのに未使用品という面白さ。/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di1003】
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちらは、トリケラトプスの極上の歯化石です。何を持って極上と評するかについて、写真をご覧いただきながら説明いたしましょう。
まず、ダブルルートを有している点。トリケラトプスの歯に限らず、我々人間の歯も、歯根と歯冠が存在します。歯根とは歯茎のなかに埋まって歯を支えている、いわば縁の下の力持ち。一方で、この歯冠は歯茎の上に露出し、エサを噛み切る役目を果たします。本標本は、その歯根が本来の形を失うことなく残されているのです。ふた手に分かれてしっかりと歯を支えていたのでしょう。
2点目は、歯冠の美しさ。トリケラトプスの歯化石は歯根と歯冠を見分けやすい特徴があります。写真の黒っぽい部分が歯冠で、下の白っぽい部分が歯根です。黒っぽい部分の歯冠の美しさにご注目下さい。こちらも本来のフォルムを残したまま化石になっていることが見て取れます。
もう一度、ふた手に分かれた歯根をご覧いただきましょう。通称ダブルルート。
そして、この素晴しい歯冠。トリケラトプスの歯はその機能上、先端から徐々に摩耗し、平らな面が形成されていきます。これをシェッド・トゥースと言います。多くの歯化石は、シェッド・トゥースに該当しますが、本標本は、まったく摩耗していません。つまり、この歯化石は「未使用」であったと考えられます。
本来であれば、上顎と下顎が斜めに噛み合わさることにより、先端が徐々に摩耗していくのですが、この歯化石はまったく欠けがないどころか、わずかに摩耗した形跡もありません。いったい、どういうことでしょうか?この謎を解くには、デンタルバッテリー構造に触れなければいけません。恐竜の歯は哺乳類のそれと異なり、死ぬまで、歯茎の奥から次々と出てきます。一番上にある歯はまさに使用されるわけですが、それより下位にある歯は出番を待っている状態です。この歯化石はおそらくは、その”出番待ち”の歯化石だったと推察されます。
”出番待ち”の中、主(あるじ)が何らかの原因で、亡くなってしまったのでしょう。天敵(ティラノサウルス・レックス)に襲われたのか、はたまた病気でなくなったのか、それとも怪我でしょうか、あるいは寿命か。いずれにせよ日の目を見ることなく堆積したため、本来のフォルムを残したまま、化石になったと考えられます。
歯冠の先端は本来、このように鋭角に尖っていたことが分かります。稜線にはセレーションとは言わないまでも、ギザギザの構造があることが分かりますね。
稀に、このようなノーシェッド・トゥースが見つかります。たいへん希少です。
そして、ダブルルートを有する点にもご注目ください。
化石なのに未使用品という面白さ。
根本から見ると、迫力あります。
どこから撮影しても絵になります。
とくにこの歯冠の美しさと来たら・・・。
見るべき点の多い化石です。
100円玉との比較。一番長い辺を計測して37ミリもあります。立派です。
いつもの平成25年の100円玉。デカい!歯冠の美しさ、ダブルルートの存在、ディティールが残されている点等、まさにコレクティブアイテムというべき逸品です。
商品スペック
商品ID | di1003 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 久々に登場!ダブルルートを有するトリケラトプス(Triceratops)の歯化石。化石なのに未使用品という面白さ。 |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | 3.7cm×2cm×1.5cm |
商品解説 | 久々に登場!ダブルルートを有するトリケラトプス(Triceratops)の歯化石。化石なのに未使用品という面白さ。 |
トリケラトプスとは?
名前の由来
「3本の角を持つ顔」という意味。3本の角は鼻先の短い一本と、目の上の大きな2本を指す
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
サイズ
体長約9m、体重約5から8トン。成体はアフリカ象の2倍程度です。四肢で歩く
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
今や恐竜の定義として重要なポジション
皆さん「恐竜の定義」をお答え下さい・・・。と言われてすぐに答えることができますでしょうか。現在の学術的な恐竜の定義は、「鳥とトリケラトプスの直近の共通祖先と、すべての子孫」となっています。詳しくはコチラ。
生態
角竜は、恐竜の中でも最後に進化したグループでほとんどが北米。トリケラトプスは、恐竜絶滅前の白亜紀後期(6700-6500万年前)に生きていました。カナダで大量の化石が見つかったこと(おそらく急流の川を渡ろうとして全員溺れ死んだ)で群れをなしていたとされています。
ティラノサウルスからびくびく逃げ惑っていたのか!?
ティラノサウルスなどの巨大肉食獣が現れたら草食恐竜は逃げ惑うばかりですが、トリケラトプスはその巨大な角・強靭な足腰・大きなエリカザリで勇敢に立ち向かっていたのかもしれません。我が子が狙われたときなどは命をかけて獰猛な突進攻撃をしかけ、見事にティラノサウルスの下腹を串刺しにしていたかもしれません。
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
クチバシ
トリケラトプスの口ばしは堅い植物を毎日食べるため磨り減っていきますが、爪のように成長を続けます。
歯
上下のアゴにびっしり一列に生えています。肉食ほどの鋭さはありませんが、肉よりもはるかに堅い中生代の植物をバリバリ食べるために、異常に堅くて太いです。上下の歯ではさみのようにすり切ってむさぼっていました。
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
以下は現代のトリケラトプス!?です
まずはジャクソンカメレオン。トリケラにあこがれて進化したのか、3本の角の位置がそっくりです。
続いてサイ
トリケラトプスも雄同士で縄張りや雌の争いが激しかったようで、エリカザリに角が突き刺さったあとがある化石も見つかっています。