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二本木認定コレクション。1995年 大夕張白金川採取 アナゴードリセラス(Anagaudryceras)/【an837】
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北海道産アンモナイトを代表する種といって過言ではないでしょう。アナゴードリセラスです。アナゴードリセラスの種名は大変興味深いものが多く、たとえば、アナゴードリセラス・ブッダ、アナゴードリセラス・ヨコヤマイ、アナゴードリセラス・エニグマ、アナゴードリセラス・リマータム等など、日本語だものもあります。本標本はsp.とあるように特定不明となっております。二本木認定コレクションです。本品は1995採取と、発刊後に採取された標本のため、未掲載となっておりますが、紛れもなく、二本木氏所有のコレクションです。
アナゴードリセラスは、テトラゴニテス超科を代表するアンモナイトで、成体の場合、住房部(開口部)に尾根谷の落差激しい肋(ろく)があることで知られています。本標本でも、開口部にその兆候が観察されますね。
開口部のダイナミックな肋(ろく)の落差。
本体直径15cmと立派です。総重量3.7kg超と重量があり、高級感あふれる標本です。
母岩をこのようにして展示すると、非常に安定します。
ははいわに埋まる化石「感」が見事です。ゴードリセラスと比べると、アナゴードリセラスは密集して採取されることが少ないように感じます。その意味でも、このようなドスンと構えているのは、アナゴードリセラスらしいと言えるのではないでしょうか。
中程度の巻きとやや厚みのある断面を持つアナゴードリセラス。ヘソからの盛り上がりも見事で、成体らしい威厳を感じます。
採取地域が残されています。巡検で取得された標本です。標本に直接マジックで書くのが巡検スタイルです。
彫りメモも。
こちらにも。
二本木コレクションは、一貫して鏨で彫り進めるクリーニングスタイル。エアスクレイバーでさらに進行させるのも面白いでしょう。
二本木認定コレクション「アナゴードリセラスの成体標本」。いかがだったでしょうか。開口部に成体らしく太い肋(ろく)が現れた標本です。1995年に大夕張・白金川にて採取された標本です。
商品スペック
商品ID | an837 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 二本木認定コレクション。1995年 大夕張白金川採取 アナゴードリセラス(Anagaudryceras) |
産地 | 北海道 日本 |
サイズ | 本体直径15cm 母岩含め幅18.5cm×奥行15.5cm×高10cm 3705g |
商品解説 | 白亜紀チューロニアン期 大夕張 白金川 採取1995(平成7年) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。