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「幼生異種」が確認される、学術的価値の非常に高い二本木認定コレクション。/【an836】
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二本木認定コレクション。学術的に非常に価値ある標本です。
本標本は全体としてはユーパキディスカスであると考えられますが、中央付近は、アナパキディスカスの縫合線と推察される、という非常に不思議な標本です。これはアナパキディスカスとユーパキディスカスが交配し、当初の環境で、優勢DNAを持つ細胞(A)が増殖し幼体を成長させ、その後の餌や、水圧環境などにより、劣勢であったDNAを持つ細胞(B)が活性化して(B)の成長を続けた個体と考えることができます。
つまり、この標本の大変興味深い点は中心部の縫合線がアナパキディスカス的に変化している点です。中心部はアナパキディスカス、外殻はユーロパキディスカスという非常に珍しい標本です。異種幼生と呼ばれる標本ですが、これらの同定には、二本木氏をはじめ、他研究者が関わっているとのこと。研究としては、エゾサンショウウオ・ツメガエル・ヒトデなどの異種幼生の研究が報告されておりますが、生体の無いアンモでは、詳しい論文は無いかも知れない、とのこと。
その際、標本保護のため、石膏で固め、凹部を復元したそうです(現在は石膏部は除去済みです)。
開口部付近。非常に複雑で繊細なユーパキディスカスの縫合線。
この大変興味深いアンモナイトは、書籍「私のアンモナイト物語・録」において、60頁全面を独占して紹介されています。
学術的に価値が高く研究機関に寄贈することも考えられたそうですが、既に研究者による所見をいただけていることから、コレクションとして販売することを決断されたとのこと。
学術的価値とコレクション価値はまた異なるため、値付けが難しい標本ですが、大切にして頂ける方に託すのが一番と考え、リーズナブルなお値段をお付けしております。
商品スペック
商品ID | an836 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 「幼生異種」が確認される、学術的価値の非常に高い二本木認定コレクション。 |
産地 | 北海道 日本 |
サイズ | 直径12.8cm 755g |
商品解説 | 「幼生異種」が確認される、学術的価値の非常に高い二本木認定コレクション。 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。