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なぜこの色となったのか・・・ユニークで妖艶な配色を有するオウムガイ化石(Nautilus)/【an729】
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紫からピンクがかった縫合線ラインを有する、個性的なオウムガイ化石の登場です。
直径は6.3センチ。白亜紀から現在までの悠久の時間をかけて、上品かつ艶やかな色に化石化しました。
反対側。濃茶色に置換した気室もあれば、黄土色の部分も見られます。何ともデザイン性が感じられます。
本標本は、頭足類オウムガイが化石化したものですが、正確に言うと、オウムガイの気房部分が化石化したものです。気房は、気室とよばれるたくさんの小部屋に分かれています。なぜこんな構造をしているのかというと、オウムガイがジェット噴射しながら海中を進めるようにする機能をここで担っているからなのです。気室の中は規則的な小部屋に仕切られていて空洞なのですが、ここにはガスと液体が入っていて両者の容積の比率を常に調整することで浮力を得ていました。
気室とよばれる小部屋一つ一つを仕切る上で必要なのが、部屋を仕切る線で、この仕切り線のことを隔壁(かくへき)とよびます。隔壁はたくさんの部屋を仕切る壁の部分にあたります。今ご覧いただいている紫ピンクのラインは、隔壁が殻の表面に接して現れた箇所ということなのですね。本標本は殻の表面を丁寧に薄くポリッシュした標本ですので、この隔壁ラインがきれいに現れているというわけです。
いわゆる後期型のアンモナイトの複雑な隔壁模様にくらべ、オウムガイはご覧のように直線的なパッキリした模様を持つことで知られています。
こちらは最も太い一巻きの先端部。ほぼ四角形です!厚みは3.9センチあります。本来はこの先にオウムガイの肉部分が収納されてました。いわゆる住房部分とよばれる箇所です。
内臓や触手部分は軟らかいため化石としては残らないのですね。これはアンモナイトでも同じことです。オウムガイは生きた化石として現在も南太平洋やオーストラリアに生息しており触手部分がどのようであるか分かりますが(水族館などでご覧になった方がいらっしゃるかもしれません。)、アンモナイトは絶滅種のため、触手部分はいわゆる想像図で描かれています。
それにしても、化石化を経てこれほどデザイン性のある軟体動物もそうそういません。
オシャレな人が最後にたどりつく色とされる紫を身にまとった、オウムガイ化石。このユニークで妖艶な配色にビビッと来た方に。
商品スペック
商品ID | an729 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | なぜこの色となったのか・・・ユニークで妖艶な配色を有するオウムガイ化石(Nautilus) |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径6.3cm 厚3.9cm |
商品解説 | なぜこの色となったのか・・・ユニークで妖艶な配色を有するオウムガイ化石(Nautilus) 紫系の色合いが大変個性的で、なかなか見られない配色が特徴です。 124g |
オウムガイとは?
名前の由来
外観がオウムのくちばしに見えることから。英名はノーチラス(Nautilus)で、ギリシャ語の水夫に由来。
生きた化石
4億5000万年前~5億年前に誕生し、それから現在までほとんど進化していない。
眼
外側が平らになった独特の形をもつ。タコやイカのカメラ眼とは異なりレンズの構造がないため、視力はよくない。
食性
90本ほどの触手をもち、それぞれにあるシワに付着させる。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。