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理想的な肋模様を有する、マダガスカル産ペリスフィンクテスアンモナイト(Perisphinctes)/【an721】
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克明で美しい螺旋を描くアンモナイト、ぺリスリンクテスのご紹介です。直径9.5センチ、重さ200グラム以上の堂々の標本です。
潔ささえ感じる、この整然とした肋模様。アンモナイトの典型標本としてよく紹介されるペリスフィンクテス。どの角度からでもはっきりとした模様がご覧いただけます。
最も太い一巻の先、殻口部です。軟体部は化石化しないため、このように断面が見られますが、本来であればアンモナイトの本体が格納されていた場所です。頭足類であるアンモナイトは、現生のイカやタコに近い生物と考えられていますので、生体の復元図は、それらが持つにょきにょきした触手が同様に描かれていますね。
二またに分かれる肋模様がご覧のようによく見てとれます。陰影によって、模様に立体感が感じられますね。石灰層から採集されるアンモナイトのホワイト色が、鮮明なラインをいっそう引き立てているようです。
アンモナイトは中心部から始まり成長するにしたがって殻を外側へ付け足していく生き物です。自らの体の中に殻を大きくする器官をもっているんですね。ヤドカリのように、大きくなったら最適なサイズの貝殻にお引越し!というわけにはいかないようです。
アンモナイトの成長に欠かせない器官の名前を、外套膜(がいとうまく)といいます。「外套(がいとう)」といえば、防寒目的で一番外側に着るコートを意味する言葉です、まさに『外套膜』は、軟体動物の体の表面をおおう膜のことで、ちょうど寒さから身を守るコートの役割に似ています。
外套膜は、軟体部の入る殻部分のすぐ下にあります。軟体部にある内臓を、外套膜がコートのように覆って守っているんですね。外套膜は柔らかな肉質でできていて、ここからアンモナイトの殻となる成分を出して殻を継ぎ足していました。主には炭酸カルシウムなどの石灰分を分泌していたようです。
外套膜は新しい殻を作るだけでなく、敵にやられて傷ついたり亀裂が生じたりした場合に殻を修復する機能も持ち合わせていました。殻を作る、殻を直す、が一本化しているのです。どれだけ機能性が高いのでしょうか!
外套膜は、殻を作ったり直したりする以外にも、ジェット噴射にかかわっていて、水中であらゆる方向に動く機能も担っています。
まるでアンモナイトが意志を持ったかのように整然と並ぶ肋模様。何だかプログラミングされているようです。アンモナイト本人が、もし自身を鏡を見ることがあったら、(有り得ないのですが…)その整然とした美しさにさぞ驚くことでしょう。
こちらの面は、少し黄色系が主張しています。
ひっくり返して撮影。どちらを表にしても飾り映えします。
アンモナイトは生き物であり、それ自体がデザインで芸術品とも表現されるのが納得できます。
商品スペック
商品ID | an721 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 理想的な肋模様を有する、マダガスカル産ペリスフィンクテスアンモナイト(Perisphinctes) |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径9.5cm 厚2.2cm 238g |
商品解説 | 理想的な肋模様を有する、マダガスカル産ペリスフィンクテスアンモナイト(Perisphinctes) |
この商品を購入されたお客様のお声
ホームページ上の写真で見て想像していた以上に緻密で堅い質感のアンモナイト化石であることに驚きました。軽く爪でコツリと触れてみると、まるで磁器のような音と質感が返ってきます。それはちょうど古い時代のボーンチャイナにも似た、何とも優雅な風合い…。しかし化石の一部から見える縫合線は、これが間違いなく太古の化石であることを示しています。このような質感の化石もあるのかと予想外の驚きに触れることができました。木の年輪のようにも見える肋の模様を見るにつけ、このアンモナイトは何年ほど生きたのだろうか、何歳くらいなのだろうかと色々と想像を巡らせて楽しんでいます。これからも変わらず高品質な標本をどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
福岡県/男性
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。