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嗚呼・・・・パーフェクトでは言葉が足りない!両面完璧!マダガスカル産七色アンモナイト/【an384】
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この標本を形容するには、パーフェクトという言葉では足りません。それほど完璧なクオリティを持つマダガスカル産のクレオニセラスです。最大部10cmもあり、手のひらから零れ落ちそうなサイズです。
まさに、完全、完璧という言葉では生ぬるい、それほど美しい輝きを全面に帯びています。実は、実物は、この写真をさらに上回る美しさ。ほれぼれします。
ご覧ください。肋にそって、寸分の隙もなく、光が溢れてきます。角度を変えると、ギラっと色相を一斉に変えます。表層が生きているかのようです。
アンモナイトの形に作った宝石といっても誰も不思議に思わないでしょう。これが自然の鉱物置換によって生成されたのですから、自然芸術の極みです。
遊色はあくまで光の反射・屈折によって怒る現象ですが、この標本に限っては、恒星のように自らが光を放っているかと錯覚します。
少し角度を変えれば、このように一気に光り方を変えます。これは写真では表現しにくいものです。ビデオなら表現できるかといえば、そうとも言い切れません。光の環境(蛍光灯か自然光)によって異なります。環境によってその美しさを変えるカメレオンのような標本です。
グリーンからレッドまで見事なグラデーションで私たち観客を楽しませてくれます。
なんと裏面も同程度のクオリティなのです!両面パーフェクトなクオリティを保ちながら、さらに10cm級・・・・。
環境によって遊色はどんどん変化します。遊色とはよくいったものです。
ぜひ、オーナーになった方は、さまざまな環境で色を楽しんでいただきたいものです。
商品スペック
商品ID | an384 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 嗚呼・・・・パーフェクトでは言葉が足りない!両面完璧!マダガスカル産七色アンモナイト |
産地 | Madagascar |
サイズ | 本体直径最 10cm |
商品解説 | パーフェクトでは言葉が足りない!両面完璧!マダガスカル産七色アンモナイト。 筆舌に尽くしがたいとは、このこと。 10cm級のBIGサイズで、これほどの遊色を保持しているのです。 この標本を修飾するには、パーフェクトという言葉では生ぬるい。 |
この商品を購入されたお客様のお声
久し振りに、思わず衝動買いしてしまったクレオニセラス・・・圧巻でした。。。買い物の包装を解くのに、これほどドキドキしたのは何年振りでしょうか。何といっても、虹色カラーが梱包材の中からも、溢れていましたから!HPで紹介されていたように、アンモナイトの形に作った宝石といっても、本当に不思議ではないですね。いや、むしろ(個人的には)宝石よりも美的だと思います。前回購入したゴニアタイトは、眺めて美しい標本でしたが、このたび購入した七色アンモナイトは、ついつい手に取って、遊色を楽しみたくなる逸品でした。神秘的ともいえる魅力的なアンモナイトとの出会いを、ありがとうございました!!!
大阪府/男性
有色するアンモナイトとは?
遊色するアンモナイト
アンモナイト中で光るアンモナイトを「遊色アンモナイト」とよびます。これらはアンモナイト表面にアラゴナイトと呼ばれる層がくっついて化石化しています。アラゴナイトというのは鉱物の名前で、日本ではあられ石(霰石)ともいいます。主成分は炭酸カルシウムです。
炭酸カルシウムと聞いて馴染み深いのは、あの黒板に用いるチョークです。チョークは非常にもろく、すぐに削れるといった特徴があります。炭酸カルシウムは他にも貝殻や鶏の卵の殻、そして石灰岩や大理石の主成分でもあります。全く同じ成分ではないですが、それらと似たような成分で成り立っているのがアラゴナイトです。これで光るのですから不思議です。アンモナイトが光るには、アラゴナイトという鉱物の層に加えて、もう一つ「キチン質」とよばれる層が重なりあう必要があります。「キチン質」というのは、カニやエビなどの甲殻類や、節足動物の外側の皮と同じような成分でできた層のことです。
アンモナイトの表面では、このキチン質の層とアラゴナイトの層が交互に重なりあって積み重なっています。これらの層に光りが当たったとき、異なった層に光がぶつかると、光のさす方向が変わります。これを「光の屈折」といいます。光の屈折でおこる自然現象の例でいうと、虹が一番わかりやすいかもしれません。突如空に7色のカラーが現れるのも、太陽光と空中の水滴の光の屈折によっておこる現象です。
イギリス産虹色アンモナイト
イギリス産で有名な虹色アンモナイトにカロセラスとフィロセラスがあります。イギリス虹色アンモナイトを語るうえで、欠かせないのが、時代区分「ヘッタンジアン」です。このヘッタジアンに、虹色アンモナイトは現れました。
ヘッタンジアンはジュラ紀の最前期にあたる1億9960万年前から1億9650万年前の約300万年間の期間です。ヘッタジアンについてもう少し説明しましょう。ヘッタジアンに、イングランドのリアス式海外として世界的に有名なブルーリアスが生成しました。ヘッタジアンは、スイスの古生物学者のEugeneRenevierによって記載され、北フランスの街であるHettange-Grandeから名づけられました。
ヘッタジアンといえば、虹色アンモナイトで有名なフィロセラスが、最初に現れた時期としてよく知られています。ヘッタジアンは、イングランドのブルーリアスとの関連性が強く、ブルーリアスといえば、虹色アンモナイトの産地として有名なため、ヘッタジアン=虹色アンモナイトの時代区分という認識が化石コレクターの間では成立しています。
平巻きのカロセラスやフィロセラスは、カナダのアルバータ州で採れるアンモライトほどには、表面のアラゴナイト層の厚みがなく、宝石としては扱われていません。ですが、その輝きは強く、アンモライトの光り方とはまた異なるため、肋の模様を楽しめる美しい標本として世界中のアンモナイトコレクターにとって人気のある標本です。
アンモライト
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。
その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。