青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras) アンモナイト 販売

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青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)/【an310】

青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【an310】

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青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その1)

マルコ・ポーロの『東方見聞録』の記述により名づけられたインド洋に浮かぶ島、マダガスカルから、すがすがしい青色が印象的な、光るホワイトアンモナイトが入荷しました。

青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その2)

まるで、クジャクが羽を広げたかのよう!一面に広がる色、色、色です。はるか昔に絶滅したアンモナイト本体が化石化によって放つ光です。

青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その3)

端の端まで、このようにグラデーションに輝きます。いや~うっとりですね。生物遺骸と地球環境、時間の経過で自然にできた産物というのですから、面白いものです。

青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その4)
青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その5)
青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その6)
青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その7)

時にビビッドに、きらびやかに輝きます。

青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その8)

本標本は、全体的に青色、緑色が主で光ります。が、光の当て方、光の種類あるいは自然光によって、眼に映る色が変化します。ホワイトアンモナイトを手に取って、次々に変化する色を楽しんでくださいませ。

青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その9)
青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その10)
青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その11)

横からのぞいてみましょう。右側の殻口部断面の分厚さと、左側の螺環(アンモナイトの殻の一巻きをさします。)の厚みのギャップにご注目ください。最も外側の部分は、アンモナイト本体が収められていたところです。本種は、中心部に向かっていくにしたがって、殻の厚みが急激に薄くなっています。

青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その12)
青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その13)

アンモナイトは、中心のヘソ部分をはじめとし、成長するにつれて殻を継ぎ足してだんだんと大きくなっていく生物です。こちら、ヘソを取り囲むように殻が盛り上がって成長した様子がよくわかります。

青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その14)

時折、虹のような配色を発見します。こんな時は嬉しくなります。

青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)(その15)

生き物の宝庫といわれるマダガスカル。およそ1億年前?白亜紀の海を賑わした、光るホワイトアンモナイトでした。

ネームカード
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商品スペック

商品ID an310
年代 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
学名 青と緑を主体に光を放つ、ホワイトアンモナイトクレオニセラス(Cleoniceras)
産地 Madagascar
サイズ 直径5.7cm
商品解説 澄んだ青色の美しさが印象的な、光るホワイトアンモナイト、クレオニセラスの登場。

肋模様のカーブに沿って、七色に優雅に光ります。

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

この商品を購入されたお客様のお声

青く光る美しさに惹かれて購入しました。

正直今までアンモナイトを買おうと思ったことはあまりないのですが、青く光る美しさに惹かれて購入しました。美しいだけでなく存在感のある大きさで良かったです。

静岡県/男性

有色するアンモナイトとは?

遊色するアンモナイト

アンモナイト中で光るアンモナイトを「遊色アンモナイト」とよびます。これらはアンモナイト表面にアラゴナイトと呼ばれる層がくっついて化石化しています。アラゴナイトというのは鉱物の名前で、日本ではあられ石(霰石)ともいいます。主成分は炭酸カルシウムです。

炭酸カルシウムと聞いて馴染み深いのは、あの黒板に用いるチョークです。チョークは非常にもろく、すぐに削れるといった特徴があります。炭酸カルシウムは他にも貝殻や鶏の卵の殻、そして石灰岩や大理石の主成分でもあります。全く同じ成分ではないですが、それらと似たような成分で成り立っているのがアラゴナイトです。これで光るのですから不思議です。アンモナイトが光るには、アラゴナイトという鉱物の層に加えて、もう一つ「キチン質」とよばれる層が重なりあう必要があります。「キチン質」というのは、カニやエビなどの甲殻類や、節足動物の外側の皮と同じような成分でできた層のことです。

アンモナイトの表面では、このキチン質の層とアラゴナイトの層が交互に重なりあって積み重なっています。これらの層に光りが当たったとき、異なった層に光がぶつかると、光のさす方向が変わります。これを「光の屈折」といいます。光の屈折でおこる自然現象の例でいうと、虹が一番わかりやすいかもしれません。突如空に7色のカラーが現れるのも、太陽光と空中の水滴の光の屈折によっておこる現象です。

イギリス産虹色アンモナイト

イギリス産で有名な虹色アンモナイトにカロセラスとフィロセラスがあります。イギリス虹色アンモナイトを語るうえで、欠かせないのが、時代区分「ヘッタンジアン」です。このヘッタジアンに、虹色アンモナイトは現れました。

ヘッタンジアンはジュラ紀の最前期にあたる1億9960万年前から1億9650万年前の約300万年間の期間です。ヘッタジアンについてもう少し説明しましょう。ヘッタジアンに、イングランドのリアス式海外として世界的に有名なブルーリアスが生成しました。ヘッタジアンは、スイスの古生物学者のEugeneRenevierによって記載され、北フランスの街であるHettange-Grandeから名づけられました。

ヘッタジアンといえば、虹色アンモナイトで有名なフィロセラスが、最初に現れた時期としてよく知られています。ヘッタジアンは、イングランドのブルーリアスとの関連性が強く、ブルーリアスといえば、虹色アンモナイトの産地として有名なため、ヘッタジアン=虹色アンモナイトの時代区分という認識が化石コレクターの間では成立しています。

平巻きのカロセラスやフィロセラスは、カナダのアルバータ州で採れるアンモライトほどには、表面のアラゴナイト層の厚みがなく、宝石としては扱われていません。ですが、その輝きは強く、アンモライトの光り方とはまた異なるため、肋の模様を楽しめる美しい標本として世界中のアンモナイトコレクターにとって人気のある標本です。

アンモライト

白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。

アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。

ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。

その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。

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