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この貴重な機会をお見逃しなく!歴代トップクラスの標本と遜色ない、ハイクオリティな逸品です!ひっさびさに登場した、イングランドが誇る遊色アンモナイト、カロセラス・ジョンストーニ(Caloceras Johnstoni)/【an2570】
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ひっさびさに登場いたしました、カロセラス・ジョンストーニの最高レベルの標本です。化石セブンを長らくご覧いただいている皆さまには、初期の頃、たびたび発表をしておりましたので、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。産地の閉鎖などがあり、流通量が激減し、また上質の標本はコレクターの皆さまが手放すことがないため、マーケットでカロセラスのハイクオリティ品を見かけることは、ほぼなくなりましたね。定期的に「見つかりませんか?」というご質問をいただきますが、毎回、良いお返事ができずに心苦しく思っておりました。そんな折、歴代トップクラスの標本が登場! もちろん、これもヘビーコレクターからの流出品です。いわゆるオールドコレクションです。

嬉しいことに、2個体が見られます。こちらは、やや赤みがかった標本です。カロセラス独特の美しい輝きを帯び、見る角度や光の当たる角度を変えると、その表情がガラッと変わります。

2個体が一つの母岩に同居した、いわゆるマルチプレート化石です。
カロセラスの特徴は、この板のように薄い姿。これは、長年の堆積によって圧縮された結果と考えられます。輝きの源である遊色層は、その圧縮によりさらに美しく変化し、まるで絵画のような味わいをたたえています。

上側の大玉標本は、赤に加えて緑も多く含まれており、とりわけ目を引く、美しい彩りが見られます。

カロセラス・ジョンストーニは、イングランドの限られた地域でしか採集されません。かつては、ある程度の流通量がありましたが、現在ではコレクターが手放さない限り、マーケットに出回ることのない“幻のアイテム”と化しています。
遊色アンモナイトのコレクターであれば、コレクションを完成させるうえで、絶対に欠かせないピース、そう申し上げても、決して過言ではありません。

この美しさ、この輝きを、どうぞご覧ください。歴代トップクラスの標本と、全く遜色ない、最高のクオリティを誇る逸品です。

このレベルのカロセラス・ジョンストーニに、久々に出会うことができました。改めて見ると、カロセラスの魅力はやはり格別ですね。

裏面です。黒いラインは接着痕ですが、非常に丁寧に処置されていますので、もちろん、標本の価値を損なうことは一切ありません。

最も厚いところで17ミリもあり、十分な強度があります。

左右で37.5センチもあり、非常に立派な標本です。
この地域特有の黒色の頁岩とのコントラストが、実に美しいです。

100円玉との比較です。
付属のスタンドを使用すれば、この角度でも展示可能です。久々に登場した、最高クラスのカロセラス・ジョンストーニの群集標本です。現在、このクラスの標本はまず入手できません。この貴重な機会を、ぜひお見逃しなく!
商品スペック
商品ID | an2570 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | この貴重な機会をお見逃しなく!歴代トップクラスの標本と遜色ない、ハイクオリティな逸品です!ひっさびさに登場した、イングランドが誇る遊色アンモナイト、カロセラス・ジョンストーニ(Caloceras Johnstoni) |
産地 | Somerset, England |
サイズ | 本体直径8.5cm 6.2cm 母岩含め全体37.5cm×17.2cm×厚1.7cm |
商品解説 | この貴重な機会をお見逃しなく!歴代トップクラスの標本と遜色ない、ハイクオリティな逸品です!ひっさびさに登場した、イングランドが誇る遊色アンモナイト、カロセラス・ジョンストーニ(Caloceras Johnstoni) |
有色するアンモナイトとは?
遊色するアンモナイト
アンモナイト中で光るアンモナイトを「遊色アンモナイト」とよびます。これらはアンモナイト表面にアラゴナイトと呼ばれる層がくっついて化石化しています。アラゴナイトというのは鉱物の名前で、日本ではあられ石(霰石)ともいいます。主成分は炭酸カルシウムです。
炭酸カルシウムと聞いて馴染み深いのは、あの黒板に用いるチョークです。チョークは非常にもろく、すぐに削れるといった特徴があります。炭酸カルシウムは他にも貝殻や鶏の卵の殻、そして石灰岩や大理石の主成分でもあります。全く同じ成分ではないですが、それらと似たような成分で成り立っているのがアラゴナイトです。これで光るのですから不思議です。アンモナイトが光るには、アラゴナイトという鉱物の層に加えて、もう一つ「キチン質」とよばれる層が重なりあう必要があります。「キチン質」というのは、カニやエビなどの甲殻類や、節足動物の外側の皮と同じような成分でできた層のことです。
アンモナイトの表面では、このキチン質の層とアラゴナイトの層が交互に重なりあって積み重なっています。これらの層に光りが当たったとき、異なった層に光がぶつかると、光のさす方向が変わります。これを「光の屈折」といいます。光の屈折でおこる自然現象の例でいうと、虹が一番わかりやすいかもしれません。突如空に7色のカラーが現れるのも、太陽光と空中の水滴の光の屈折によっておこる現象です。
イギリス産虹色アンモナイト
イギリス産で有名な虹色アンモナイトにカロセラスとフィロセラスがあります。イギリス虹色アンモナイトを語るうえで、欠かせないのが、時代区分「ヘッタンジアン」です。このヘッタジアンに、虹色アンモナイトは現れました。
ヘッタンジアンはジュラ紀の最前期にあたる1億9960万年前から1億9650万年前の約300万年間の期間です。ヘッタジアンについてもう少し説明しましょう。ヘッタジアンに、イングランドのリアス式海外として世界的に有名なブルーリアスが生成しました。ヘッタジアンは、スイスの古生物学者のEugeneRenevierによって記載され、北フランスの街であるHettange-Grandeから名づけられました。
ヘッタジアンといえば、虹色アンモナイトで有名なフィロセラスが、最初に現れた時期としてよく知られています。ヘッタジアンは、イングランドのブルーリアスとの関連性が強く、ブルーリアスといえば、虹色アンモナイトの産地として有名なため、ヘッタジアン=虹色アンモナイトの時代区分という認識が化石コレクターの間では成立しています。
平巻きのカロセラスやフィロセラスは、カナダのアルバータ州で採れるアンモライトほどには、表面のアラゴナイト層の厚みがなく、宝石としては扱われていません。ですが、その輝きは強く、アンモライトの光り方とはまた異なるため、肋の模様を楽しめる美しい標本として世界中のアンモナイトコレクターにとって人気のある標本です。
アンモライト
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。
その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。