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立体的!イングランド・ヨークシャーのジュラ紀の地層から採集された、ダクチリオセラス(Dactylioceras)の化石/【an2547】
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こちらはイングランド・ヨークシャーで採集されたジュラ紀のアンモナイト、ダクチリオセラスです。ダクチリオセラスはジュラ紀中期にヨーロッパを中心に広く繁栄していました。イングランド産のものですが、ドイツのホルツマーデンで産出される、より黒みを帯びた瀝青質の標本も有名です。イングランドの標本は比較的立体的で、ノジュール起源のものが多く、保存状態も非常に良好です。

ダクチリオセラスはどちらかというと”ゆる巻き”タイプで、ご覧のように何重にも巻いています。開口部かけて管が大きくならないのも、ゆる巻きの特徴です。アンモナイトの巻き方についてはコラム「正常巻きアンモナイトの巻き方 ~密巻きとゆる巻き~」を御覧ください。

ノジュール型標本ゆえに、保存状態は非常によく、肋(ろく)が立体的に保存されています。

裏面です。平らにカットされていますので、平置き時に非常に安定します。

ダクチリオセラスと言えば、この細かな肋模様が特徴ですので、こうしてほぼ完全な形で保存されているのは嬉しいですね。しかも、立体的に。

側面から見ると、立体感がよく伝わるでしょうか。

直径最大部54ミリほどあります。

100円玉との比較。イングランド・ヨークシャーのジュラ紀の地層から採集された、ダクチリオセラスの立体標本です。
商品スペック
商品ID | an2547 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 立体的!イングランド・ヨークシャーのジュラ紀の地層から採集された、ダクチリオセラス(Dactylioceras)の化石 |
産地 | Yorkshire, England |
サイズ | 本体直径5.4cm 母岩含め全体7.1cm×5.2cm×厚1.7cm |
商品解説 | 立体的!イングランド・ヨークシャーのジュラ紀の地層から採集された、ダクチリオセラス(Dactylioceras)の化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。