- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- アンモナイトの仲間の化石販売
- ベレムナイトの化石販売
- 全形が立体的に保存された珍しい標本、ロシア・モスクワ産のベレムナイト、ラゴニベラス・ヴォルゲンシス(Lagonibelus volgensis)のロストラムの化石
全形が立体的に保存された珍しい標本、ロシア・モスクワ産のベレムナイト、ラゴニベラス・ヴォルゲンシス(Lagonibelus volgensis)のロストラムの化石/【an2546】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある

ご入金の確認が完了したご注文は即日発送
送料無料 税込み 3,700円 この価格で分割払いした場合は? | スマホ向けサイトはこちら

こちらは、ベレムナイトのロストラム(やじり)の化石です。ベレムナイトはジュラ紀から白亜紀にかけて繁栄した頭足類で、アンモナイトやイカ、タコなどと広義では同じグループに分類されます。その特徴は、まっすぐに伸びた長い殻で、化石として残るのはその先端部分、いわゆる鏃(やじり)の部分です。この部分が「ロストラム」と呼ばれています。ベレムナイトの存在は知られているものの、その全体の形が残った化石はなかなか目にすることが少ないため、貴重なものです。ラゴニベラス・ヴォルゲンシス(Lagonibelus volgensis)と同定されています。

このロストラムが浮袋の役割を果たしていたという説が有力です。この比較的軽いロストラムを持つことで、浮力を得ていたのではないかと考えられています。ベレムナイトは現世のイカのような姿に復元されますが、イカにはロストラムはありません。代わりに、空気を溜めることができる部屋を持っており、水中で浮力を調整することができます。ベレムナイトのロストラムが、イカの空気室に進化したのかもしれませんね。

鏃(やじり)とは矢の先端部分を指しますが、たしかに、そっくりですね。

先端から根本まで立体的で、圧縮などを受けていない状態の標本は珍しいです。

ロストラムはベレムナイトの胴体の約1/3を占めるとされていますので、標本が6センチ強であることを考えると、この個体の胴体はおおよそ20センチ弱だったと推定できます。

断面は筒のように空洞になっており、内部には空間が広がっています。断面のみが残された化石もありますが、その場合、内部に堆積物が充填されていることがあります。

左右61ミリほどあります。

100円玉との比較。ベレムナイトのロストラムの全形が立体的に保存された標本です。
商品スペック
商品ID | an2546 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 全形が立体的に保存された珍しい標本、ロシア・モスクワ産のベレムナイト、ラゴニベラス・ヴォルゲンシス(Lagonibelus volgensis)のロストラムの化石 |
産地 | Moscow, Russia |
サイズ | 本体直線距離6.1cm |
商品解説 | 全形が立体的に保存された珍しい標本、ロシア・モスクワ産のベレムナイト、ラゴニベラス・ヴォルゲンシス(Lagonibelus volgensis)のロストラムの化石 |
ベレムナイトとは?
べレムナイトは、頭足類に属する絶滅した軟体動物です。
ベレムナイト目Belemnitidaの総称。
形は現生のイカに良く似ています。
ベレムナイトで化石として残るのは、イカでいえば、甲の部分のようなところで、殻の先端に方解石でできた長い円錐状伸びた、鞘の部分です。 この部分、ちょうど矢の先端のようにも見えるのでベレムナイトは「矢石」とも呼ばれています。
ベレムナイトは、アンモナイトと同様、中生代白亜紀の示準化石として利用されます。ベレムナイトが繁栄したのはジュラ紀と白亜紀が主で,第三紀の始新世ごろまで存続しました。
代表属はベレムニテス(Belemnites)です。
ベレムナイトの軟体部は、ドイツやイギリスのジュラ紀の地層のなかに保存されていたことで知られています。それによると、腕の数は6、吸盤の代りに魚の目状のかぎがあり、墨汁?(ぼくじゆうのう)も持っていて、イカに似ていたことが分かっています。