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全形が保存、縫合線も鮮やかに浮き上がっています!フランス・アヴェロン産の美しき黄鉄鉱化アンモナイト(Ammonite)/【an2536】
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こちらはフランス・アヴェロンのジュラ紀の地層で採集されたパイライトアンモナイトです。パイライトとは黄鉄鉱のことです。黄鉄鉱は鉄と硫黄が半々の化合物で、ゴールド(金)に似た渋い光沢を持ちます。

アヴェロンには広大な石灰岩層が広がっており、ジュラ紀の化石が採集できるスポットがあります。ここでは主に海洋性生物の化石が見つかります。

アンモナイトなど一部の化石は、このように黄鉄鉱化することがあります。海底深くで遺骸となった後、嫌気性環境でも活発に活動する細菌によって分解され、周囲の鉄と反応して硫化鉄が形成されます。時間の経過とともに、これがより安定した黄鉄鉱に変化し、アンモナイトの殻の元々の成分と少しずつ入れ替わることで、このような標本が形成されたと考えられています。

側面から撮影。こちらのアンモナイトの種類までは同定できませんでしたが、から側面には、非常に特徴的な肋(ろく)模様が見られます。

直径最大部が約21ミリほどあります。全体に縫合線模様が見られる点にもご注目ください。縫合線模様とは、アンモナイトの殻の内部で隔壁と呼ばれる構造が成長する過程で形成される線のことです。この線は、表層の骨格が露出した部分と考えると理解しやすいでしょう。時代が新しくなるほど、複雑化する傾向があります。ジュラ紀のアンモナイトなので、それなりに入り組んでいますね。

100円玉とほぼ同じ大きさです。
商品スペック
商品ID | an2536 |
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年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 全形が保存、縫合線も鮮やかに浮き上がっています!フランス・アヴェロン産の美しき黄鉄鉱化アンモナイト(Ammonite) |
産地 | Aveyron, France |
サイズ | 本体直径2.1cm |
商品解説 | 全形が保存、縫合線も鮮やかに浮き上がっています!フランス・アヴェロン産の美しき黄鉄鉱化アンモナイト(Ammonite) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。