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縫合線と断面の両方が見られる!フランス・アヴェロン県で採集された黄鉄鉱化したアンモナイト(Ammonite)のハーフカット標本/【an2532】
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こちらはフランスのアヴェロン地方で採集されたジュラ紀のアンモナイトです。ご覧のとおり、全体が黄鉄鉱に置換された、いわゆるパイライトアンモナイトです。「パイライト」は英語で黄鉄鉱を意味します。黄鉄鉱(FeS₂)は金色に近い色と金属光沢を持ち、その見た目から金(Gold)と間違われることもあります。そのため、「愚か者の金(Fool’s Gold)」という皮肉な別名で呼ばれることもあります。
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反対側は殻の表面がそのまま残っています。特に注目していただきたいのは、表面に縫合線が保存されている点です。縫合線とは、アンモナイトの殻の外層部分に刻まれた構造で、鑑賞の際の見どころの一つです。一般に、時代が新しいアンモナイトほど縫合線の模様が複雑になり、古生代の頭足類、例えばゴニアタイトやオルソセラスと比べると、非常に複雑化していることが分かります。
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アンモナイトの化石が黄鉄鉱化するメカニズムについて簡単に説明します。アンモナイトが堆積環境に埋没し、酸素が少ない状態になると、硫酸還元細菌が遺骸の有機物を分解し、硫化水素(H₂S)を発生させます。この細菌は、海水や堆積物中に含まれる硫酸イオンを還元し、H₂Sを生成すると考えられています。その際、堆積物中に鉄が豊富に存在すると、硫化水素と反応して硫化鉄が沈殿します。この硫化鉄は長い時間をかけて徐々に黄鉄鉱へと変化していきます。そして、アンモナイトの殻の成分が徐々に黄鉄鉱と置き換わることで、全体が黄鉄鉱化したアンモナイトの化石が形成されると考えられています。
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こちらの標本の産地であるフランス・アヴェロン地方は、石灰岩の高原地帯にあり、夏は涼しく冬は寒さが厳しい地域です。実は日本の兵庫県と文化や学術分野で協力関係を結び、交流を深めているそうです。
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直径最大部23ミリほどあります。
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100円玉との比較。フランス・アヴェロン県で採集された黄鉄鉱化されたアンモナイトです。
商品スペック
商品ID | an2532 |
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年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 縫合線と断面の両方が見られる!フランス・アヴェロン県で採集された黄鉄鉱化したアンモナイト(Ammonite)のハーフカット標本 |
産地 | Aveyron, France |
サイズ | 本体直径2.3cm |
商品解説 | 縫合線と断面の両方が見られる!フランス・アヴェロン県で採集された黄鉄鉱化したアンモナイト(Ammonite)のハーフカット標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。