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珍しい北海道産の遊色アンモナイト!フィロパキセラス(Phyllopachyceras)/【an2519】
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こちらは北海道の白亜紀の地層から採集されたアンモナイト、フィロパキセラスです。フィロパキセラスは比較的厚みのある殻を持っており、日本、ヨーロッパ、アフリカなど世界中で発見されています。こちらの標本を取り上げたのは、北海道産のアンモナイトとしては珍しく、一部に遊色が残されているためです。写真の本体中央やや上に赤みがかった箇所が該当部分です。遊色とは、アンモナイトの殻の表層にある薄い遊色層に外光が当たると干渉を起こし、特定の色だけが取り出される現象(分光現象)のことです。遊色層は非常に脆いため、堆積期間中に風化を受け消失してしまうことが一般的です。特に北海道産のアンモナイトの場合は、遊色を伴った標本はほとんど見られません。
殻のおよそ2/3が保存されています。太く立体的な管がよく保存されています。
ひっくり返しますと、このように淡い赤色を呈する箇所が見つかります。
非常に密巻きのアンモナイトで、最後の一巻きが大きいタイプです。
底部を撮影しました。ラフではありますが、平らにカットされていますので、この面を下にして平置きが可能です。
左右69ミリほどあります。
100円玉との比較。珍しい北海道産の遊色アンモナイトです。
商品スペック
商品ID | an2519 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 珍しい北海道産の遊色アンモナイト!フィロパキセラス(Phyllopachyceras) |
産地 | 北海道 日本 |
サイズ | 6.9cm×4.6cm×厚2.7cm |
商品解説 | 珍しい北海道産の遊色アンモナイト!フィロパキセラス(Phyllopachyceras) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。