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この地域では珍しい珍しい!一部が黄鉄鉱化したマダガスカル産アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)/【an2483】
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こちらは、マダガスカル北西部のマハジャンガ地方にある白亜紀の地層から発見されたアンモナイト、クレオニセラスです。この地域から見つかるクレオニセラスには通常、黄鉄鉱化の特徴は見られませんが、この個体は一部がはっきりとパイライト(黄鉄鉱)に置換されています。また、写真の左側には縫合線も確認できます。今まで数多くのクレオニセラスを見てきましたが、今回のものは少し珍しいタイプに出会えた気がしています。
アンモナイトが死骸となり、軟体部から放出されたアンモニアが周囲の鉄分と結びついて黄鉄鉱を生成することがあります。その後、アンモナイトの殻を構成する炭酸カルシウムと徐々に置換され、最終的にこのような姿になったと考えられています。
黄鉄鉱は鉄と硫黄がほぼ半々の化合物で金属光沢が見られます。
マダガスカルは、世界有数のアンモナイト産地として知られています。北西部からは主に白亜紀の海洋生物の化石が、南西部からはジュラ紀の生物の化石が見つかっています。また、中央部ではコーパルの採掘も行われ、多様な種類の化石が発見されています。
クレオニセラスは比較的薄めのアンモナイトです。
直径最大部5センチほど。
100円玉との比較。一部が黄鉄鉱化した、珍しいクレオニセラスです。
商品スペック
商品ID | an2483 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | この地域では珍しい珍しい!一部が黄鉄鉱化したマダガスカル産アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras) |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径5cm 厚1.4cm |
商品解説 | この地域では珍しい珍しい!一部が黄鉄鉱化したマダガスカル産アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras) |
この商品を購入されたお客様のお声
パイライトと言うより一部は鉄そのものでアイアンアンモナイトと言った風情なのですが、角度によってイリデッセンスが観られ、元々は遊色効果のある美しい個体だったのではと思われます。遊色部分が完全に鉄になりきっていない即ち、両方の特徴が入った中間色的な部分もあり実に変化に富んだ個体です。まだ昼の太陽光の下では観察していませんが、光線の種類によって見え方も違ってくるのではと思います。個人的には比較的入荷しやすい遊色アンモナイトよりはこうしたレアの個体に魅力を感じます。こうした面白いレアな標本をセブンさんには期待しています。これからも宜しくお願いします。
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。