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ビッグサイズ!フランス・アヴェロン産のアンモナイト、ヒルドセラス(Hildoceras)の黄鉄鉱化標本/【an2461】
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こちらはフランス・アヴェロンのジュラ紀の地層から発見された黄鉄鉱化されたアンモナイト、ヒルドセラス(Hildoceras)です。
フランスのアヴェロン地方では、このような黄鉄鉱アンモナイトがよく採集されます。黄鉄鉱アンモナイトは、海中で遺骸となったアンモナイトの軟体部分が、周囲の硫黄や鉄と結びついて黄鉄鉱を形成し、殻のもともとの成分である炭酸カルシウムやアラゴナイトなどと徐々に置き換わったものと考えられています。殻の凹凸などの特徴はそのまま残されています。
黄鉄鉱は、その見た目が金に似ているため、発見者が大喜びしたという逸話があり、「愚か者の金」という皮肉なニックネームが付けられています。確かに、金と黄鉄鉱は化学組成に共通点がなく、結晶構造も異なります。金は比重が約20と非常に重いのに対し、黄鉄鉱は鉄と硫黄からなるため、比重は約5で、金の約1/4の重さです。両者が似ているのは光沢で、金は非常に強い金色の金属光沢を持つ一方、黄鉄鉱は銀色が少し混ざったようなやや鈍い光沢を持っています。とはいえ、化石コレクターにとっては、同じくフランスで開催されたオリンピックのメダルなみに輝いて見えるかもしれません。
表面には特有の縫合線が見られます。
フランス・アヴェロン地方の黄鉄鉱化アンモナイトの中では、かなりの大サイズです。
側面には特有の縦線が見られます。
こちらは裏面です。内部は鉄がかなり混ざっていると思しき褐色の堆積物が保存されています。
ヒルドセラスは比較的薄めのアンモナイトです。
直径最大部38ミリほどあります。
100円玉との比較。フランス・アヴェロン産のアンモナイト、ヒルドセラスの黄鉄鉱化標本です。
商品スペック
商品ID | an2461 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | ビッグサイズ!フランス・アヴェロン産のアンモナイト、ヒルドセラス(Hildoceras)の黄鉄鉱化標本 |
産地 | Aveyron, France |
サイズ | 本体直径3.8cm 厚0.7cm |
商品解説 | ビッグサイズ!フランス・アヴェロン産のアンモナイト、ヒルドセラス(Hildoceras)の黄鉄鉱化標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。