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10cmオーバーで300g超え!古生代デボン紀の海の主役の一つ、ゴニアタイト(Goniatite)の完全体標本/【an2447】
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こちらは古生代に生息していた軟体動物、ゴニアタイトの殻の化石です。ゴニアタイトはアンモナイトの祖先として知られ、現世のイカやタコと同じ頭足類と呼ばれるグループに分類されます。一つ違うのは、硬い殻を持っていたことです。もしかしたら、古生代にも殻を持たない頭足類の仲間が存在していたのかもしれませんが、化石として残るのは殻や烏鳶(カラストンビ)などの硬い部分に限られますので、今となっては分かりません。
ゴニアタイトは薄くスライスされて販売されることが多いのですが、こちらはちょっと珍しいホールタイプ(カットされていない完全体)です。
完全なゴニアタイトの化石を見ると、その殻の形や縫合線の模様がはっきりと分かります。縫合線とは、頭足類の殻の表面に現れる模様で、殻が成長する過程で形成されるラインのことです。頭足類の種類によって縫合線は異なるため、見分けるポイントにもなります。ゴニアタイトの縫合線は比較的シンプルで、ジグザグ模様に例えられます。これは内部の骨格がまだ進化しておらず原始的だったことを表しています。一方で、後の時代に登場するアンモナイトの縫合線は非常に複雑で入り組んでいます。
全形が保存された美しい標本です。
両面ともにほぼ完全な状態で保存されています。
渦を巻くような独特の縫合線。
これぞジグザグ模様!
直径最大部101ミリと非常に立派な個体です。重量327グラムもあり、手のひらにずっしりと重みが感じられます。
100円玉との比較。古生代デボン紀の海の主役の一つ、ゴニアタイトの完全体標本
商品スペック
商品ID | an2447 |
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年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 10cmオーバーで300g超え!古生代デボン紀の海の主役の一つ、ゴニアタイト(Goniatite)の完全体標本 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体直径10.1cm 厚3.5cm 327g |
商品解説 | 10cmオーバーで300g超え!古生代デボン紀の海の主役の一つ、ゴニアタイト(Goniatite)の完全体標本 |
ゴニアタイトとは?
ゴニアタイト(Goniatites)は古生代デボン紀からペルム紀にかけて繁栄した頭足類で、その化石は世界中で広く見られます。ゴニアタイトは浅い海の底で生活し、螺旋状の平らな殻を持っていました。殻の内部には多数の隔壁があり、これによって小室が形成され、浮遊性の制御が可能でした。捕食性であり、小さな海洋生物を捕らえて食べていました。
ゴニアタイトは中生代に大繁栄したアンモナイトの遠い祖先と考えられています。
ゴニアタイトの殻の形状と縫合線は、頭足類の進化における重要な指標となります。初期のゴニアタイトの縫合線は比較的シンプルですが、後の時代になるとより複雑なものに進化していきます。その化石は地質学的な研究において重要であり、特定の地層の年代を特定するのに役立ちます。