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良形、明瞭な縫合線にもご注目ください!フランス・アヴェロン産の黄鉄鉱化アンモナイト(Ammonite)/【an2400】
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こちらはフランス・アヴェロン産の黄鉄鉱化したアンモナイトです。表面には縫合線が刻まれている点にもご注目ください。
フランス・アヴェロンには中生代ジュラ紀の地層が存在し、海洋生物の美しい化石が発見されます。一部にはご覧のように全体が黄鉄鉱によって置換されたものが含まれます。
アンモナイトの殻は元来、アラゴナイトなどの炭酸塩鉱物でできていたと考えられていますが、遺骸となったのち、軟体部から発せられたアンモニアと海中の鉄などが化合してできた黄鉄鉱により徐々に置換されていったと考えられています。もちろんすべてのアンモナイトの殻が黄鉄鉱化するのではありません。多くはアラゴナイトがカルサイトなどへと変化します。硫黄が豊富な環境でのみ起こりうる現象といえます。
表面に刻まれた引っかき傷のようなラインは、縫合線と言われるものです。縫合線はアンモナイトの殻の表層の骨格が露出したものです。表面を磨くと、このように明瞭に確認できることが多いです。一般に、時代が若くなるごとに、縫合線は複雑化すると言われています。非常に古い時代の頭足類であるゴニアタイトなどの縫合線は極めて単純で、シンプルなジグザグのラインを形成します。このように縫合線はアンモナイトの種類を同定するのに役立ちます。
側面から撮影。比較的薄いタイプのアンモナイトです。アンモナイトの殻は本来空洞ですが、堆積期間中に様々な鉱物が流入し固化することで、穴が塞がれます。ほとんどのアンモナイトの化石の内部はこのように埋まっています。
直径最大部17ミリ。
100円玉との比較。フランス・アヴェロン産の黄鉄鉱化アンモナイトです。良形で明瞭な縫合線が見られます。
商品スペック
商品ID | an2400 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 良形、明瞭な縫合線にもご注目ください!フランス・アヴェロン産の黄鉄鉱化アンモナイト(Ammonite) |
産地 | Aveyron, France |
サイズ | 本体直径1.7cm |
商品解説 | 良形、明瞭な縫合線にもご注目ください!フランス・アヴェロン産の黄鉄鉱化アンモナイト(Ammonite) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。