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最期のアンモナイトの一つ!米国サウスダコタ州産のアンモナイト、スカフィテスのハーフカット標本/【an2382】
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こちらは、米国サウスダコタ州の白亜紀後期の地層で見つかったアンモナイト、スカフィテスの仲間のハーフカット&ポリッシュ標本です。この標本は中央で二つに分割され、断面が丁寧に磨かれています。これにより、内部構造を観察することができます。アンモナイトの内部構造については、コラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」をご覧ください。
白いラインは「隔壁」と呼ばれ、内部を小部屋に仕切っています。現在では内部には珪酸塩鉱物が溜まっていますが、本来は空洞であり、海水や空気を出し入れする空間だったと考えられています。これにより、アンモナイトは海中で浮力を調節できたとされています。
表側もご覧いただきましょう。最後の一巻きが非常に大きな、いわゆる「密巻き」のアンモナイトです。アンモナイトの巻き方についてコラム「正常巻きアンモナイトの巻き方 ~密巻きとゆる巻き~」をご参考ください。
遊色が確認できる部分がありますね。サウスダコタ産のスカフィテスのグループは、マダガスカルやモロッコ産に比べてレアで、良質な標本を手に入れるのはそう簡単ではありません。これは白亜紀末期のアンモナイトであり、いわばアンモナイトを含む頭足類の4億年にわたる歴史の最終形とも言える存在です。約6600万年前にユカタン半島にあの巨大隕石が落下する直前まで、このアンモナイトが繁栄していたと考えられています。
こちら、遊色する部分を撮影しました。元々は断面を楽しむためにカットされたアンモナイトですが、ご覧のように、表面の保存状態も非常に注目すべき点があります。
明瞭に保存された白い隔壁。
もともとは一つのアンモナイトです。
ひとつあたり直径最大部42ミリほどあります。
100円玉との比較。米国サウスダコタ州産のアンモナイト、スカフィテスのハーフカット標本です。
商品スペック
商品ID | an2382 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 最期のアンモナイトの一つ!米国サウスダコタ州産のアンモナイト、スカフィテスのハーフカット標本 |
産地 | South Dakota, U.S.A. |
サイズ | 直径4.2cm 厚み(2枚合わせて)2.8cm |
商品解説 | 最期のアンモナイトの一つ!米国サウスダコタ州産のアンモナイト、スカフィテスのハーフカット標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。