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ホールタイプ!古生代デボン紀の海を遊泳していたアンモナイトの祖先、ゴニアタイト(Goniatite)の化石/【an2374】
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こちらは古生代デボン紀に棲息していた、古い頭足類の仲間、ゴニアタイトのホール標本です。ゴニアタイトは中生代になって台頭するアンモナイトの祖先とも言われる存在です。
単純な縫合線が特徴で、幾何学模様のように見えます。
ゴニアタイトが繁栄した時代は古生代デボン紀頃からです。板皮類などの強靭な顎を持つ魚類が登場した時代ではありますが、中生代の海と比べるとまだ牧歌的だったのでしょう。肉厚で重たいシンプルな殻はのちのアンモナイトと比べると未進化だったように感じられます。アンモナイトの仲間の登場時代についてはコラム「かたちから学ぶアンモナイトの仲間たち」を参考にしてください。
ゴニアタイトはどういうわけか薄く磨かれた標本が多い傾向にあります。研磨標本は縫合線が浮き立つので美しいのですが、一方で、全体の形が見えにくいという弱点もあります。コレクターの好みであります。こちらは比較的全体の形が分かるホールタイプです。
両面ともに観察できる点がいいですね。ゴニアタイトの縫合線は教科書的にはジグザグと言われますが、そう単純ではなく、はっきりとジグザグが確認できるものもあれば、こちらの個体のようにややなめらかの個体もあります。
側面から撮影。
直径最大部88ミリ。
商品スペック
商品ID | an2374 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | ホールタイプ!古生代デボン紀の海を遊泳していたアンモナイトの祖先、ゴニアタイト(Goniatite)の化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 直径8.8cm 厚2.7cm |
商品解説 | ホールタイプ!古生代デボン紀の海を遊泳していたアンモナイトの祖先、ゴニアタイト(Goniatite)の化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
アンモナイト、ゴニアタイトはインテリア、縁起物として販売される事が多い為か、職人によって手が加えられた物が多いのですが、私個人的には、本来の姿に近いものが好みです。そこでホ−ル標本で大きいサイズの物を選びました。10センチクラスのホ−ル標本はなかなか見ないかと思います。特に開口部が大きい密巻きは厚み、重量があり迫力ありますね。美しさよりもあくまで太古の生き物として興味があります。そう言えはゴニアタイトの時代とアンモナイトのジュラ期、白亜紀の間の時代に時代の開きがありますね。その間に位置する頭足類はあるのでしょうか。興味深いですね。
東京都/男性
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。