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ドイツ・ブッテンハイムのジュラ紀の地層から採集された、黄鉄鉱化アンモナイトです。種類はプレウロセラス(Pleuroceras)/【an2362】
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こちらはドイツ・バッテンハイムのジュラ紀の地層より採集された黄鉄鉱化されたアンモナイト、プレウロセラスです。縫合線が刻まれた美しい個体です。
黄鉄鉱化アンモナイトとは、殻の元々の成分が長い堆積期間のなかで、黄鉄鉱に変化したものです。死骸の一部が嫌気性のバクテリアによって分解され、生成した硫黄が周囲の鉄と結びついて黄鉄鉱をつくり出し、殻の本来の成分と徐々に入れ替わった結果と考えられます。
プレウロセラスはこの地域から比較的よく採集されるアンモナイトで、黄鉄鉱化されている個体が比較的多いです。
こちらの標本は全体がほぼ完全に黄鉄鉱化されています。両面ともに肋(ろく)が保存され、縫合線が露出しています。見どころ満載の標本です。肋(ろく)とは殻に一定間隔で刻まれた凹凸のことで、アンモナイトの種類によって異なります。また縫合線とは殻に刻まれた複雑な模様のことで、表層部の骨格が露出したものと考えられています。一般に時代が若くなるほど、複雑になると言われています。白亜紀のアンモナイトの縫合線は基本的に複雑なのですが、プレウロセラスのそれはややシンプルな印象を受けます。
側面から撮影しました。こちらからも縫合線が見られますね。
直径最大部16ミリと決して大きくはありませんが全体が黄鉄鉱化された美しい標本です。
100円玉との比較。ドイツ・ブッテンハイムのジュラ紀の地層から採集された、黄鉄鉱化アンモナイトです。種類はプレウロセラスです。
商品スペック
商品ID | an2362 |
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年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | ドイツ・ブッテンハイムのジュラ紀の地層から採集された、黄鉄鉱化アンモナイトです。種類はプレウロセラス(Pleuroceras) |
産地 | Bundenbach,Germany |
サイズ | 本体直径1.6cm |
商品解説 | ドイツ・ブッテンハイムのジュラ紀の地層から採集された、黄鉄鉱化アンモナイトです。種類はプレウロセラス(Pleuroceras) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。