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コロコロとした丸みが愛らしい、マダガスカル産のオウムガイ(Nautilus)の化石/【an2311】
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このキャタピラーのような模様を配する物体は中生代白亜紀に生息していたオウムガイの化石です。
オウムガイはアンモナイトやゴニアタイトと同じ頭足類と呼ばれるグループに属する海棲生物です。古生代から現世まで命脈をつなぐ極めて長生きの生物でもあります。頭足類とは、文字通り、頭から多くの足が生えている生物のことで、アンモナイト、オウムガイ、ゴニアタイトのほか、現世のイカやタコなども含まれています。
開口部の断面をご覧いただきましょう。アンモナイトやゴニアタイトと異なり、オウムガイは総じて分厚い殻体を持っています。角度によっては球体に見えることがあるほど分厚さと丸みがあります。
またオウムガイの殻の構造は他の頭足類のそれと比較すると、非常にシンプルです。原始的な特徴を現生種も維持しており、アンモナイトなどと比べると古生代からあまり進化していないようにも見えます。そうでありながら、アンモナイトが超えることができなかった白亜紀末期のKT境界線を乗り越え、現世までグループとしての命をつないでいることに生物の不思議さを感じます。あからさまな進化が必ずしもグループとしての長い命脈につながらないところに、人智を超えたものを感じるのは私だけでしょうか。
コロコロと可愛らしいオウムガイです。
直径最大部4センチ。
100円玉との比較。様々なブラウンを呈する、可愛らしいオウムガイの化石です。
商品スペック
商品ID | an2311 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | コロコロとした丸みが愛らしい、マダガスカル産のオウムガイ(Nautilus)の化石 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径4.1cm 厚2.7cm |
商品解説 | コロコロとした丸みが愛らしい、マダガスカル産のオウムガイ(Nautilus)の化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。