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フランス・アヴェロン産、ジュラ紀前期の黄鉄鉱化アンモナイト(Annmonite)のスライス標本/【an2295】
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こちらはフランス産の黄鉄鉱化アンモナイトです。中央でカットされ、断面がよく見えます。隔壁といって小部屋を分かつ部分が黄鉄鉱に置換されています。
黄鉄鉱は硫黄と鉄が半々の化合物で、金属様の光沢が見られます。なぜアンモナイトの殻の化石がそのような加工物になっているのでしょうか。遺骸から発せられたアンモニアが周囲の硫黄と結びつき黄鉄鉱が生成されたと考えられています。殻の本来の成分であったアラゴナイトや炭酸カルシウムが徐々に入れ替わることで、このような構造になったと考えられています。
こちらは中生代ジュラ紀前期のアンモナイトです。比較的古いアンモナイトと言えるでしょう。
フランス中南部、アヴェロンで採集された標本です。同地域からは上質のアンモナイトがたびたび発見、採集されます。
波打つ隔壁が特徴的なアンモナイトです。
表側を撮影。
直径最大部38ミリです。
商品スペック
商品ID | an2295 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | フランス・アヴェロン産、ジュラ紀前期の黄鉄鉱化アンモナイト(Annmonite)のスライス標本 |
産地 | Aveyron, France |
サイズ | 直径3.8cm 厚0.3cm |
商品解説 | フランス・アヴェロン産、ジュラ紀前期の黄鉄鉱化アンモナイト(Annmonite)のスライス標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。