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ノジュール&ネガ&黄鉄鉱化!情報量が多いドイツ・ニュルンベルク産のアンモナイト、プレユーロセラス(Pleuroceras)の化石/【an2270】
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こちらはドイツ・ニュルンベルク産のジュラ紀の黄鉄鉱化したアンモナイト、プレユーロセラスです。この化石の面白いところはノジュールのネガ側であるという点です。ノジュールとは生物の遺骸を包むように丸く形成された堆積岩のことで、ハンマー等で割ると、ネガとポジに分離します。こちらは化石の裏側が露出したネガ側になります。
ふつう、我々は化石の表側を見ているのですが、まれにこうして内側(裏側)をのぞける化石が存在します。プレユーロセラスは主に欧州のジュラ紀の地層で採集されます。
また、こちらの標本は殻の成分が黄鉄鉱に置換されている、いわゆる”黄鉄鉱化アンモナイト”でもあります。生成メカニズムを簡単に説明します。アンモナイトの軟体部が、酸素が少ない環境でも活発に活動する細菌(硫酸塩還元バクテリア)によって分解され、硫黄が生成されます。その硫黄と堆積環境に豊富にあった鉄分とが結びつき黄鉄鉱を生み出します。殻の本来の成分と黄鉄鉱が徐々に入れ替わることで、このような黄鉄鉱に輝くアンモナイトが誕生したのです。
ノジュール、ネガ化石、黄鉄鉱化と、実に情報量の多いアンモナイトであります。
裏側を撮影ました。
直径最大部33ミリ。
100円玉より二周り大きい標本です。
商品スペック
商品ID | an2270 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | ノジュール&ネガ&黄鉄鉱化!情報量が多いドイツ・ニュルンベルク産のアンモナイト、プレユーロセラス(Pleuroceras)の化石 |
産地 | Nuremberg, Germany |
サイズ | 母岩含め全体3.3cm×2.8×厚0.9㎝ |
商品解説 | ノジュール&ネガ&黄鉄鉱化!情報量が多いドイツ・ニュルンベルク産のアンモナイト、プレユーロセラス(Pleuroceras)の化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
商品受領致しました。今回のお品も本当に買って良かった!と心から思えるお品でした。購入プレゼントも毎回とっても楽しみで1つ買うとコレクションがもう1つ増えるお得感が満タンです。ありがとうございました。
東京都/男性
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。