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落ち着いたクリーム色が渋い!イングランド・ヨークシャー産のハーフカットアンモナイト、ヒルドセラス(Hildoceras)の標本/【an2265】
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こちらはイングランド・ヨークシャーで採集されたアンモナイト、ヒルドセラス(Hildoceras)のカット標本です。中央でカットし断面を研磨。美しい光沢が備わっています。
隔壁が作り出すラインがきれいに刻まれています。アンモナイトの殻の内部には、ご覧のように小部屋に分かれています。渦の中央から成長を始め、外側に膨らんでいます。最も外側の部屋に本体(軟体部)が棲んでいました。殻と本体は一体化していて、一生、同じ殻とともに過ごしました。詳しくはコラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」を御覧ください。
ヨークシャー産のカットアンモナイトはまれにこのような美しいクリーム色を呈します。この色を見たら、イングランド産かな?と思うほど。
万年筆で書いたかのような隔壁のラインが美しい(もちろん100%ナチュラルです)。
表側を撮影。
比較的薄めです。薄型であることや脈の入り方、産地などから、ヒルドセラス(Hildoceras)と推察いたしました。ヒルドセラスはジュラ紀のアンモナイトで、イングランドを中心に欧州で発見、採集されます。
直径最大部48ミリ。
100円玉との比較。付属のスタンドを用いて展示した一枚。デスクの脇においてお楽しみいただけます。
商品スペック
商品ID | an2265 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 落ち着いたクリーム色が渋い!イングランド・ヨークシャー産のハーフカットアンモナイト、ヒルドセラス(Hildoceras)の標本 |
産地 | Yorkshire, England |
サイズ | 直径4.8cm 厚0.7cm |
商品解説 | 落ち着いたクリーム色が渋い!イングランド・ヨークシャー産のハーフカットアンモナイト、ヒルドセラス(Hildoceras)の標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。