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極上のハーフカットアンモナイトのカット&ポリッシュ標本。密巻きアンモナイト、フィロセラス/【an2200】
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こちらはマダガスカル産のアンモナイト、フィロセラスのハーフカットアンモナイトです。ハーフカットアンモナイトとは、文字通り、アンモナイトの殻を中央で半分にカットしたものです。内部の構造を観察できます。コラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」と合わせて御覧ください。
アンモナイトの殻の内部はいくつかの部屋に分かれています。それぞれが独立していたと考えられていますが、細い管が通っていて、ガスや海水を出し入れできたと考えられています。こちらの標本でも、殻の外側に細い管の痕跡が確認されます。これを連室細管といいます。
殻の内部を分けている白い壁を隔壁と言います。隔壁の内部は本来空洞でしたが、堆積時に珪酸塩鉱物が入り込み固化しています。
茶色の部分はアラゴナイトです。やや肌色がかった部分はアラゴナイトが変質した方解石(カルサイト)と思われます。
観賞用に仕立てられた標本ゆえ、表面は非常に丁寧に研磨され光沢を帯びています。
もともとは一つの殻ですので、横に並べると対称です。
表側を御覧ください。一部縫合線が露出しています。
一つの殻の直径最大部73ミリ。
100円玉との比較。付属のスタンドをお使いください。立てて展示することができます。
商品スペック
商品ID | an2200 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 極上のハーフカットアンモナイトのカット&ポリッシュ標本。密巻きアンモナイト、フィロセラス |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径7.3cm 厚2.7cm |
商品解説 | 極上のハーフカットアンモナイトのカット&ポリッシュ標本。密巻きアンモナイト、フィロセラス |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。