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モロッコ産の典型的な異常巻きアンモナイト、アンキロセラス(Ancyloceras)の全体が保存された上質化石/【an2159】
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こちらはモロッコ産の異常巻きアンモナイト、アンキロセラスです。アンモナイトの巻き方には、皆さんよくご存知の正常巻きとこちらの化石のような異常巻きの2種類があります。詳しくはコラム「正常巻きアンモナイトの巻き方 ~密巻きとゆる巻き~」を御覧ください。
異常巻きのアンモナイトにも色々な巻き方がありますが、アンキロセラスは楽器のホルンのような巻き方が特徴。異常巻きアンモナイトは白亜紀に入って多く見られるようになります。その意味ではアンモナイトの最終進化形態の一つと言えるでしょう。写真右側の渦の中央から成長を開始し、外側に殻は伸びていったと考えられます。
180度ターンの箇所。
中央には別の個体のものと思われる部分化石も存在します。
異常巻きアンモナイトといえども、よく見てみれば、巻きが十分に解けたアンモナイトとも言えますね。
一部は母岩より分離された状態。面白いですね。
斜めに展示することもできます。横から見るとこのような形で落ち着きます。アンキロセラスの特徴の一つである、細かな脈が見て取れます。
土台として機能する母岩を裏側から撮影。やや凸凹していますが、それなりに安定しますので、ご安心下さい。
直線計測でおよそ9センチ、カーブに沿って24センチもあります。
100円玉との比較。モロッコ産の典型的な異常巻きアンモナイト、アンキロセラスの全体が保存された上質化石です。
商品スペック
商品ID | an2159 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | モロッコ産の典型的な異常巻きアンモナイト、アンキロセラス(Ancyloceras)の全体が保存された上質化石 |
産地 | Agadir, Morocco |
サイズ | アンモナイト直線距離9cm カーブ計測約24cm 母岩含め全体幅10.3cm×奥行7.8cm×高6.7cm |
商品解説 | モロッコ産の典型的な異常巻きアンモナイト、アンキロセラス(Ancyloceras)の全体が保存された上質化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。